●第3話●
ここでまたまたアレフガルド交響楽団の演奏風景が映し出される。曲は華やかな「王宮のロンド」だ。
湖の上に建てられた城。湖には矢ガモがいたりして(これはウソ)、さっきまでの緊迫感はどこへやら、ちょっと心がうきうきする展開である。いきなりドアップで登場する、貧相な顔した王様。王様パブ(ダチョウ倶楽部の竜ちゃんがテレビで言ってた)で貸してくれるような、おもちゃのような王冠をかぶり、うそ臭いヒゲなんか生やしちゃって、何やら口をパクパクさせている。恐らく「勇者こうすけよ! よくぞ来た!」とか何とか、そんなことを言っているのであろう。で、こうすけって誰だ。
王様は如何にも西洋人でございみたいな顔をしてるし、勇者こうすけは思い切り日本人だし、本当にこの2人は会話が成立してるのであろうか。大きなお世話だ。
王様がいる広間は、それはそれは貧乏ったらしい作りになっている。王様の椅子と、壁にかけてあるペナント(修学旅行の土産かっちゅーの)、インチキくさい彫刻と取ってつけたような従者(笑)が1人。
王様がこうすけに近付き、そっと手を差し伸べる。こうすけはその手の甲に熱いベーゼをぶちゅっと....。気持ち悪ぃーよ。
アレフガルド交響楽団の勇姿がインサートされた後、今度は巨大で荘厳な教会が現われる。美しいステンドグラスの数々が細かいカット割でぽんぽんぽんと映し出されて行く。きれいだなあ。おれ、教会のステンドグラスって大好きなのだ。そしてここに登場するのが本日の目玉、何ちゃって神父である。こいつがめちゃめちゃうそ臭いんだ。さっきの王様もひどかったけど、その100万倍ぐらい(子供か)凄いんだから。衣装はまるっきり僧侶だし、帽子はフランス料理のシェフよりでかいし、ヒゲなんかまるで王様のアイデアで買いましたーみたいに怪しいのだ。別に勇者と絡むわけではなく、ただ教会のシーンなんでとりあえず撮っときましたーみたいな登場の仕方で、これはかなりポイントが高い。

「王宮のロンド」から、流れるように「ドラクエ1」の「町」の音楽へと変わり、映像も町の内部に移る。マットペインティングで描いた遠くの風景を合成しちゃったりして、ちょっと良い感じ。
安いギャラで雇われた外人エキストラたちが様々な扮装をして町を練り歩く姿は、まるでまんだらけに来ているようで気色悪い(爆笑)。オープンセットで作り上げられた町には色々な人がいて、色々な店があって、ちょっと楽しそうなんだよなあ。おれ、オープンセットも大好きなのだ。
町の外れに屋台の武器屋があって、鉄の鎧に身を包み、アイパッチをつけた主人(かなりガタイの良いオヤジだ)が、こっくりこっくりを居眠りをキメている。勇者は己の私利私欲のために、平気で人の安眠を妨げる奴なのだ。ヤなやつぅ〜。
屋台には実に様々な武器・防具が並んでいる。中にはドラゴンアーマーらしき豪勢な鎧も置いてあったりするが、スライムの総攻撃に逃げ出すようなチキンには、そんな大層な代物を手に入れる資格はない(笑)。有り金全部を差し出すと、一見怖そうな店のオヤジが相好を崩して、銅の剣と銅の盾を差し出してくれた。
意味も無く、川の真ん中でポージングをとる勇者。お前はナルシストかっての。
この続きはまた次回(^_^)。
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