アスカ〜恋する十字架

第1話 日常

どこの家庭にもあるごく普通の台所の前に、線が細く女性だと思わせるような少年が立っている。
その少年は手には包丁、目の前には野菜などがあって、その傍にはお弁当箱が2つ並べて置いてある。
この少年はどうやらお弁当を作っているらしい。お弁当を作るその手つきは危なっかしいものではなく
結構手馴れた手つきである。これから察するにこの少年は毎日お弁当を作っているようである。

「眠いなぁ。こう毎日早起きしてお弁当を作るのも大変だなぁ・・・・・はぁ。」

少年はお弁当のおかずであるほうれん草のソテーを炒めながら呟いた。
呟いたときは前を向いていてフライパンを扱っている手元は見ていない。
この辺からもこの少年が弁当作りに慣れているということが分かる。

「・・・・・でも美味しいって言ってくれるから作るのも苦じゃないんだよな。」

顔に笑顔を浮かべてまたお弁当を作り始めた。
少年が料理を作り始めてから30分くらいがたっただろうか。
お弁当は完成し、出来上がったお弁当は2つの巾着にしまわれた。
少年は壁に掛けてある時計に目をやると

「あと1時間は寝ていられるかな。」

と欠伸をしながら言うと少年は自室に戻りタオルケットを被るとスースーと寝息を立て始めた。
どうやらこの少年に早起きはきついらしい。
少年が寝始めてから1時間とちょっとを過ぎようとした頃に少年の傍に
美しい少女が近づいてきた。
少女の顔は日本人らしからぬ顔立ちでヨーロッパ系の美しい顔立ちだった。
その美しい顔は段々と怖い顔になっていき少年の耳に顔を近づけると

「こらー!!起きろぉー!!このバカシンジぃーーーー!!」

と怒鳴った。
怒鳴られた少年、いやシンジはひとたまりもない。その怒鳴り声にビックリして
飛び起きるが少女の顔を確認するとベットの上で丸くなってタオルケットを包まると

「・・・・・・なんだ、アスカか・・・・後10分だけ寝かせてよ・・・・」

と言ってまた眠り始めた。少女いやアスカはその美しい顔は険しい顔になって
そしてこめかみに青筋を浮かべている。アスカは息をスーっと吸い込むと

「なんだ、アスカかですってぇ、さっさと起きろぉ!!バカシンジぃ!!」

と叫んで勢いよくシンジのタオルケットを毟り取った。次の瞬間アスカの顔は湯沸かし機のように
みるみる赤くなって、両手で顔を隠すと。

「H!変態!信じられない!!」

次の瞬間、シンジは自分の顔に特大の紅葉を咲かした。
そしてシンジも大声で叫びアスカにこう抗議した。

「だってしょうがないだろ!!!朝なんだから!!!」

2人は顔を真っ赤にしている。アスカはこれ以上にないくらい顔を真っ赤にしていて
シンジもさっき顔を叩かれただけでないくらい顔を真っ赤にしている。
こんなやりとりが行われている最中、この家のリビングでは

「今日もいい音だったなユイ。」

室内だというのにサングラスを掛け顎鬚を生やした怪しげな男が新聞を読みながら言った。
ユイと呼ばれた女性は食器を洗いながら髭面の男に

「そうですねゲンドウさん。アスカちゃんもいい加減に慣れればいいのに♪」

髭面の男はゲンドウと言うらしい。
説明が遅れるがこの2人はれっきとした夫婦であり、シンジの両親である。
しかしゲンドウとユイの見た目はあからさまに不釣合いである。傍から見れば
ヤクザとその妾のようにしか見えない。
息子であるシンジもこの2人が自分の両親と信じられないのだから、外の評判は想像に容易い。
そうこうしている間にもシンジの部屋の方向からパタパタの足音が聞こえてきて
制服姿のシンジとアスカが現れた。

「おじ様、おば様いってきまーす。」

アスカは元気よく言った。年頃の女の子が見せる可愛らしい笑顔で
それに対してシンジは

「いってきます・・・・・・」

頬を赤く腫らせてブスっとして言った。
ユイはエプロンで手を拭いながらシンジに

「シンジ、アスカちゃんに迷惑をかけちゃ駄目よ。シンジ朝ご飯は?」

「母さんゴメンね。遅刻するから朝ご飯はいらないよ。」

シンジが言うとユイは大げさに悲しそうな顔して床にのの字を書きながら

「折角作ったのにいらないなんて・・・・酷いわシンジおよよよ」

それを聞いたゲンドウは新聞をピシと直すとサングラスを人差し指でくいっと上げ
シンジに目線を投げるとシンジに

「そうだぞ。母さんが一生懸命作ったものをいらないなんて言語道断だぞ。」

「だって遅刻しちゃうからさ。」

ゲンドウはもう1度サングラスを人差し指でくいっと上げると

「シンジ・・・・・・・・・母さんが作った朝ご飯と学校どっちが大切だ?」

このシンジとゲンドウの不毛な問答を見ていたアスカは大きく息を吸い込みいったん吐き
もう1度息を大きく吸うと

遅刻するので行ってきます。

アスカのその声と勢いにシンジとゲンドウは思わずハモリで

「「行ってきます」」

と言ってしまった。
取り合えずシンジは気を取り直して

「父さん、母さん行ってきます。」

アスカとシンジは学校へと続く大通りを道行くを生徒や通勤途中の人の間を上手にすり抜けながら
走っている。
アスカはシンジに向かって

「はぁはぁ・・シンジ!シンジの所為で遅刻しちゃうじゃない!!どうしてくれるのよ!!」

シンジはお弁当を作っていたからと文句を言いたかったがシンジはそれを言うのは
嫌らしいのでやめておいた。その代わりに有り体の言い訳をした。

「しょうがないだろ・・低血圧なんだから・・・・・」

するとアスカはシンジから視線を外しそっぽを向くと少し頬を赤らめると

「それに朝から変なことを考えてるし。この変態シンジ!!」

それを聞いたシンジは顔を赤くして

「しょうがないだろ!!あれは朝なんだから!!!」

この会話の最中も2人は走っている。もちろん道行く人は見事に避けている。
見事言う他ない。
すると後のほうから

「ほう、何がしょうがないんだ?シンジ。」

「せや、何がしょうがないや?センセ。」

「何がHなの?アスカ。」

と声が聞こえてきた。
アスカとシンジが振り向くと眼鏡を掛けた少年と短髪の関西弁の少年とお下げでそばかすが
可愛らしい少女が笑顔で立っていた。
左から順に名をケンスケ、トウジ、ヒカリといいアスカとシンジの仲の良い友人でもあり悪友でもあった。
2人の様子を見ていたケンスケはやれやれといった感じで仰ぎながら

「言わなくてもいいよ。シンジ、どうせいつもの夫婦喧嘩だろ?」

トウジも後に続きニヤニヤしながら

「そうや、そうや。ほんまに毎日毎日あきないよな。センセ。」

この会話から2人の口喧嘩はほぼ毎日のようである。
ヒカリはやれやれと言った感じでため息をつくと

「相田君も鈴原もその辺にしときなさい。アスカが。」

ヒカリの声にケンスケとトウジがアスカの方を振り返って見ると
そこには鬼をも逃げ出すような恐ろしい形相をしたアスカが立っていた
アスカは米神をピクピクさせながら拳をバキバキと鳴らすと。

「相田ぁ・・・・鈴原ぁ。遺言はある?そしてシンジも?」

何故かアスカの怒りが自分にも矛先が向いてきたシンジは
涙を目の端に浮かべると

「何でだよ?アスカ」

と涙声でアスカに言う。
するとアスカは恐ろしい形相のまま

「あんたが変態だからよぉ!!!!」

そう言うといなやシンジを追いかけ始めた。
自分達がアスカに殲滅されると思っていたケンスケとトウジは
目を開くとアスカに追いかけられながら学校に向かい走るシンジとアスカの姿があった。
自分たちの身の無事を確認したケンスケとトウジは

「ふぅ。シンジも災難だな。壱中一の美女が起こしに来てくれるのはいいが
 ああ毎日、追いかけまわせれてはね。」

「そうや、ええ加減になれろって、まるっきし、センセも毎日エライで。
 惣流も朝の男の生理現象くらい・・・・って滅茶苦茶痛い!何するの?委員長!」

委員長とはヒカリがクラス長をやっているのでトウジがそう呼んでいるのだ
いきなり頭を叩かれたトウジは大きな声をあげてヒカリの方を見ると
ヒカリは顔を赤くして手を顔の前にやり腰をクネクネさせながら

「不潔よ!不潔よぉ!!そりゃあさ男の子は朝・・・ブツブツ・・・・・」

と言ってヒカリはそう言いながら遠い世界に旅立った

ケンスケとトウジはやれやれと言った感じで

「「駄目だ(や)トリップしてる」」

「それにしても今日も平和だねぇ。」

ケンスケは空を仰ぎながら太陽の眩しさに目を細めながらしみじみと呟いた。
着けていた腕時計に目をやると遅刻ぎりぎりの時刻だ。

「おっといけない。トウジも委員長も遅刻するぞ!!」

ケンスケがそう言うと3人は慌てて走り始めた。
説明が遅れたが5人が通っている学校名は市立第壱中学校である。



                        学校


教室のドアが勢いよく開くとアスカとシンジが走りながら入ってきた。
それに続けて、ケンスケ、トウジ、ヒカリも走りながら入ってきた。
アスカは息を切らしながらシンジに文句を言った。

「シンジ!あんたの所為で遅刻するところだったじゃない!さっさと起きなさいよね。
 幼馴染だからおば様に頼まれて、しょうがなく起こしてやってんだからね。バカシンジ!」

アスカは何故か顔が少し赤くなったいた。走ってきたからといえばそれまでだが
ちなみにユイはアスカに頼んではいない。アスカが自分で起こしたくて毎朝来ている。
アスカがシンジのことが好きだから起こしに来ている。当然ユイもそれが分かっているのでアスカに任せている。

「アスカ顔が赤いけどどうしたの?」

とシンジがアスカの顔を覗き込んだ。するとアスカは更に顔を赤らめて

「うっさいわね!!!これからはさっさと起きなさいよね!!」

シンジははいはいといった感じで

「・・・・・・だったらお越しに来なきゃいいじゃないか・・・・・」

とボソッと言った。

「何か言った?!シンジ。」

「別に何も」

そうやってアスカとシンジが言い合っていると
教室の前のドアが開いて三十路の行き遅れ・・・・いや妙齢の美女
アスカとシンジのクラス3−Aの担任、葛城ミサトが教室に入ってきた。
ミサトはとても学校の先生とは思えないくらい美人でスタイルがいいのだ。
どれくらいスタイルが良いかというとハリウッドの女優アンジェリーナ=ジョリーみたいだ。
ミサトは壱中の中でも屈指の人気を誇る美人教師である。
残りの美人教師の紹介は別の機会にする。
ミサトは言い合うアスカとシンジを見てチェシャ猫のような笑みを口元に浮かべると

「シンちゃんもアスカも夫婦喧嘩はその辺にしといたらぁ♪」

このミサトの一言に反応してアスカとシンジはユニゾンしながら

「「何言ってるのよ(ですか)」」

このユニゾンに気をよくしたミサトは

「シンちゃんもアスカもはもって言ったら説得力ないわよぉ♪」

ミサトのこの一言にクラスが一斉に盛り上がる。
すると教室に強烈な声が響いた。発信元はクラス長のヒカリである。

「先生いい加減にしてください!!!」

ヒカリが注意すると
クラスメイト達は文句を言いながらもなんだかんだと静かにする。
ヒカリはただうるさいだけの委員長ではないらしい。
クラスメイトが文句を言いながらも素直に静かにするところからそれが伺える。
ミサトが教卓の上に教科書を置くと

「ごみん、ごみん。じゃあみんな授業を始めるわよぉ。」

ようやく授業が始まったのだが教室の一点から安らかな鼾が聞こえてきた
鼾の元はどうやらトウジらしい。
トウジは机の上には教科書もノートすら出してはいない。もちろんも筆箱もである。
その代わり机の上に涎を垂らしている、それも見事に
これを見たミサトは米神をピクピクとさせながら

「・・・・・・(怒)鈴原く〜〜ん。いきなりアタシの授業寝るなんていい度胸じゃない。
 いつも、いつも寝てぇ。今日という今日は許さないからね!!」

こう言った。ミサトの声はわなわな震えている。
しかし次の瞬間

『必殺!ミサトチョークスペシャル!!!』

そう言うとミサトは教卓に足をかけ腕を大きく振り上げるとミサトの指からi鋭くチョークが飛んでいく。
足をかけた瞬間に見えたミサトの美しい足そしてその奥に見える純白の眩しさに
ケンスケを始めとする数人の男子生徒が

「素敵過ぎです!ミサト先生!」

と言って倒れた。しかし倒れながらもケンスケは写真を取るのを忘れなかった。
ちなみにミサトチョークスペシャルとは、4本の指の間にチョークを挟みそれを投げるという高等技である。
ミサトの指を離れトウジに向けて飛んでいくチョーク。
誰もがトウジにぶつかると思ったその刹那
眠っていたトウジは急に上体を起こし両手を大きく上げるとミサトの投げたチョークを掴んだ。
そして何処に隠しておいたのか日の丸のついた扇子を取り出し高らかに揚げ
片足を机の上にのせると大きな声で

「任せといて、このわいに!!ミサトはんの技破れたり!!」

トウジのこの一言にクラスは大興奮に包まれた。
誰もが当たると思っていたチョークをトウジが平然として受け止めたのだから無理もない。
一方チョークスペシャルを破られたミサトはがっくりと肩を落とし床にのの字を書きながら

「そんなアタシの『必殺チョークスペシャル』が破られるなんて・・・・・・・・
 今まで誰にも破られたことのない技だったのに・・・・・・・・」

とすっかりいじけてしまっている。
するとヒカリがゆらりと立ち上がり何とも形容しがたいオーラを発している。
クラスメイトの霊感がかなり強い萱島君は脂汗をたらたら流し顔を真っ青にして
ヒカリの放つオーラについてこう言った。

「言葉にできないオーラだよ。オーラが見えない人は羨ましいよ。」

萱島君のこの一言に教室は凍りついた。
ヒカリは

「・・・・・・・・・・葛城先生、鈴原、今は授業中です。静かにして下さい・・・・・・・」

大地の底から響くようなそして氷のような冷たい声でそう言った。
するとクラスメイト一同

『すっすいませんでした!!ヒカリさん』

と謝った、無論その中にはトウジとミサトの姿もあった。
生徒を注意するどころか逆に注意されるとはミサトもなんとも情けない教師である。
この後は授業はごく普通に進められた。ごく普通に当然トウジは寝ていた。




              昼休みの屋上


アスカ、シンジ、ケンスケ、トウジ、ヒカリの5人は学校の屋上で
いつもお弁当を食べている。
そう決めているわけではないが屋上で食べている。
強いて理由を挙げるとすれば屋上で大空の下で食べると気持ちいいからだろうか。
それぞれのお弁当はというと
シンジはアスカにお弁当を
ヒカリはトウジにお弁当を毎日渡している。
ケンスケはというと可哀想に購買のパンである。
そしていつもシンジがアスカにお弁当を渡すとき

「惣流、センセの愛妻弁当か?」

「シンジもいつも惣流に弁当作って大変だなって別に苦じゃないか?」

とトウジとケンスケが冷やかすと

「違うわよ!シンジが作るって言うから仕方なく貰ってやってんのよ!!!
 残したら勿体無いし。」

と毎度同じことが繰り返される
それでもアスカは顔を真っ赤にして怒ったように言うが無論照れ隠しで言っているのだが
鈍いシンジはそれに気づかずはずがないのでアスカの言葉を受けて少し寂しそうな顔をする。
それを見てヒカリが必ずフォローを入れるのだ。

「本当は嬉しいくせに、ホント素直じゃないんだからアスカは」

ここでアスカはトウジの方を指差してニヤリと微笑むと

「何よ。ヒカリだって鈴原にお弁当渡してるじゃない。」

急に矛先を自分に変えられたヒカリは顔を真っ赤にして

「違うわよ!わっ私は鈴原に残飯処理を頼んでるだけで」

「そうや、そうや、ワイだって別に・・・・・」

何故かトウジまで顔を赤くして一緒に言い訳をタイミングばっちりで言うのだから
説得力がない。顔を真っ赤にした2人を見てケンスケは嫌味でもなんでもなく

「平和だねぇ」

一言呟いた。




            帰り道



シンジはトウジとケンスケにゲームセンターに行こうと誘われたのだが
毎日のように連れて行かれて財政事情が切迫しているので

「ごめん。財布が辛いんだ。お小遣いもらったとき、またこんどね」

トウジとケンスケの誘いを断りアスカと一緒に帰ることにした。
それを見た。ケンスケとトウジが

「「いや〜んな感じ」」

とハモリで言ったのは当然お約束である。
アスカとシンジは帰り道何するでもなく
TVドラマの話題や男子や女子の間で流行っているものなど話をしていた。
するとシンジが突然

「ねぇ、アスカ、僕たちを取り巻く日常っていきなり変化するのかな?」

シンジは夕日を見ながら呟いた。シンジの瞳は夕日を受けて真っ赤だ

「バカね、シンジいい?そもそも毎日が変化の連続じゃない。毎日毎日
 変化しているのよ。だから厳密に言えば日常は変化しつづけているのよ。
 分ったバカシンジ。」

シンジは納得したような顔をしたが何処か納得しない様子でまたシンジが
呟いた。静かにそしてはっきりと呟いた。

「アスカ逃れられない『運命』って存在するのかな?」

真剣な顔で聞いてきた。
それを聞いたアスカはシンジの方を向いた。シンジの顔は逆光でよく見えなかったが

「あんたバカぁ。そんなもんあるわけないじゃない。そもそも運命なんてもんは
 受動的な奴が自分の行動の結果の言い訳に使う言葉よ。
 それに運命なんて自らの意思で切り開くものでしょ。」

「そうだね。アスカならそう言うと思ってた。でもね僕は生まれた時から
 定められた『運命』ってあると思うんだ。」

シンジはまだ夕日を瞳に映しながら言った。

「あんたねぇ、今日はどうしちゃったのよ?」

「何ともないよ。なんとなく聞いてみただけだから気にしないでアスカ。」

そう言ったシンジの顔がいつもと違って見えた。
最もそれは夕日の逆行を浴びていたからかもしれない。
しかしアスカにはシンジがいつものシンジには見えなかった。
そしてアスカはさっきシンジの言った。

「定められた『運命』」

この言葉に言いようのない得体の知れない何かをを感じた。




第1話 END



あとがき
ようやく第1話の改訂が終わりました。これからコンスタントに書いていくので
それにしてもどうなるんだろうか、この先自分でもわからなくなったり(汗