ジュールダンから陸軍大臣への手紙
1798年12月9日



[陸軍大臣への手紙、霜月19日、12月9日]

 もし戦争を再開する場合は、オーストリア軍が圧倒的な戦力で私の前に姿を現すのは疑いありません。そこでお伺いしたいのですが――我が軍のように弱体な軍をもって私は何ができるというのでしょうか。
 かくして私はあなたの記憶に資するよう、極めて真剣に、あなたが私に増援を送ると約束したことを思い起こします。それなくして、敵がイタリア方面軍に対する作戦を手助けするため私をライン左岸へ追い払うべく疑いなく行うであろう取り組みに抵抗できると自らを鼓舞することはできません。
 私はまた、野営地の縮小に伴い、実際に不毛な地域で秣が日々乏しくなっていく中、自らを養う手段を見つけるのは困難であろうとの意見を述べなければなりません。上ラインではそれらは完全に欠乏しています。
 また、弾薬がないこともあなたに知らせました。守備隊には何の食糧備蓄もありません。要するに我々の状況は、私が以前の報告で既にお知らせした悲惨な記述のままです。
 市民大臣殿、このような危機的状況において、差し迫った我々の必要性についてあなたに明かすのは私の義務です。完全に不可欠なこれらの増援を送ることにより、この国境の安全を守るためあなたの権限内であらゆることを行うよう促してください。同様に、馬匹や食糧、架橋資材や砲兵牽引の補償に必要な資金に関連する我々の現状における欠乏について、真剣に考えてください。
 いずれにせよ私は、政府が支持してくれたその信頼に値することを証明すべく全力で取り組みます。そして、私が攻撃的外見を取ることをあなたが可能にしてくれるまで、敵の攻撃に抵抗することで軍を可能な限り最良の方法で用いるよう試みます。しかしそうならなければ、私の不活発さに勇気づけられた皇帝が彼の全軍をイタリアに振り向け、もし私が戦役開始時に活動的な方策を取れる状況にあれば得られなかったであろう優位を手にすることを心配するあらゆる理由があります。

google book "Memoir of the Operations of the Army of the Danube, Under the Command of General Jourdan" p24-26


――1799年ドイツ・スイス戦役史料集に戻る――