帝国の戦争再開に関する帝国の意見
1799年9月18日
帝国の戦争再開に関する帝国の意見要旨、及び派遣部隊提供に関するその構成員の義務について、レーゲンスブルクの帝国議会で公表されたもの、9月18日
7月17日付の皇帝の命令布告を考慮したうえで、陛下の父親のような配慮と保護に対して感謝の意を返すことが決められた。帝国は概して、ラシュタットの交渉の間ですら続行されたフランスの敵意の結果としての戦争再開の必要性を完全に確信している。そして戦争の開始以来、必要であることが認められているこれらの規則――帝国の全構成員がその国を守るために全力であらゆる援助を与え、あらゆる個人的利害を捨て、必要な全ての犠牲を払うよう義務付けられているもの――を遵守すべく、敵のあらゆる攻撃を撃退し防ぐことができるようなやり方で5倍の派遣部隊を提供することが再び実行されるべきである。この偉大なる目的達成のため、帝国は戦争の経費としてローマ遠征100ヶ月分[神聖ローマ帝国では諸侯が資金を供給する際にローマ遠征の何ヶ月分に相当するかという基準が用いられた、History of the House of Austria, Vol. II. p47 脚注]の資金を負担しなければならない。資金は皇帝の承認を得た時から始めて、それぞれ6週間から成る3回の期間に分けて支払うべきである。
google book "A Collection of State Papers Relative to the War Against France, Volume 8" p343
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