クロファードの手紙
1799年7月6日



 チューリヒ、7月6日

 閣下、
 今月3日、マセナ将軍の軍右翼でル=クルブ将軍が指揮するかなりの部隊が、シュヴィーツ州にあるイェラチッチ将軍の陣を、シルからシュヴィーツとブルンネンに至る全戦線にわたって攻撃してきたことを、閣下に謹んでお知らせします。
 戦闘はほぼ終日続きました。当初、フランス軍はいくらかの地歩を得たものの、後には完全に撃退されました。イェラチッチ将軍はブルンネンを除いた全ての陣地を奪い返しました。敵は3日夕にはブルンネンを確保していましたが、翌朝にはそこからも撃退されました。
 イェラチッチ少将はグラールス及びシュヴィーツ州が送ってきた兵たちの行動に大いなる賞賛を与えました。
 敬具、

 ロブ・クロファード。

google book "A Collection of State Papers Relative to the War Against France, Volume 8" London Gazette, p251


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