R・クロファードの報告
1797年2月7日



 オーストリア軍司令部
 マンハイム、1797年2月7日

 閣下、
 今月2日に中将フュルステンベルク公とフンニンゲン橋頭堡守備陣地及びシュスター=インフェルと呼ばれる島で指揮を執るフランス軍将軍との間に結ばれた降伏文書の結果、守備陣地と島から敵が撤収し、皇帝陛下の兵たちがそこを確保することになった事実を閣下に謹んでお知らせします。
 フランス人は彼らの軍がドイツへ前進している間にこの陣地にかなりの労力を費やしました。橋頭堡自身は、フンニンゲン要塞からとライン左岸にあるいくつかの一時的な砲兵陣地からの砲撃によって守られていたのと同様、シュスター島の広大な突角堡塁に支援され側面を守られていました。しかしかなりの量の重砲兵がケール陥落直後に上ブリスガウに送られ、その到着後の攻撃が効果的に行われて成功裏に終了したため上ライン右岸から敵は完全に一掃されました。
 ロブ・クロファード

google book "A Collection of State Papers Relative to the War Against France" London Gazette, p25-26


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