C・クロファードの報告
8月14日



 皇弟殿下オーストリアのカール大公の司令部
 ドナウェルト、1796年8月14日

 閣下、
 大公が主力軍とともに13日にこの地へ行軍し、そこでホッツェとリーゼ将軍と合流したことを閣下に謹んでお知らせします。敵はこの行軍が日中に行われたにもかかわらずそれの妨害を試みようとしないばかりか、あれ以来前進しようともせず、そのことが11日の戦闘が彼らの意図していた作戦計画を極めて物理的に阻止したことを確信する証拠となっています。
 ブレゲンツの隘路は引き続きヴォルフ将軍が守っており、フロイセンの隘路はラ=トゥール将軍の左翼によって守られるでしょう。
 敬具

 C・クロファード
 グレンヴィル閣下殿

google book "A Collection of State Papers Relative to the War Against France" London Gazette, p78


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