ヴルムザーの報告
1795年9月13日



 ヴルムザーからトゥグートへ
 フライブルク、1795年9月13日

 元帥クレアファイト伯が相次いで私に懇願してきた全てによれば、彼がマインの背後まで少しずつ後退することを余儀なくされると信じていると恐れる理由があるため、閣下に対し私は、もし宮廷が帝国諸侯を扱う方法について肯定的な命令を下すことを望んでいるのなら、元帥がその戦力全てでラーンを保持している間に、まずは3万5000人とともに彼の右翼へ行軍し、この種の偉大な移動から劣らず予想できる結果としてより確実に敵を破壊することを期待し敵の左翼を迂回することを約束するとお伝えします。
 従ってなおライン上流を守るには十分な3万5000人とコンデの部隊が残ります。
 閣下はこの申し出を検討し、決断のための時間がないことを考慮しようとするでしょう。私は陛下の優れた機転を知っており、陛下が誰よりも事態をよく把握するだろうと考え、主君に対する無私の奉仕への私の愛着のみを持って楽しみとし、そして第1の役割が常に元帥に与えられているこうした作戦においてもその成功のため心から尽力するしかないことを確信すべきであります。

google book "Thugut, Clerfayt und Wurmser" p211-212


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