TRACK MOUSE(トラック・マウス)の改良



    「入力装置?」のところで簡単に触れましたが、普段何気なく利用しているマウスも本当にたくさん種類がありますね。
   マウスは、画面の座標(横=X軸 縦=Y軸)の位置を検出して入力する機器です。
   「画面のプロパティの設定→画面の領域で画面の広さを決める」ところがあるでしょう。画面は左上を基準に数えます。
   マウスは、「ポィンティングデバイス」の一つで、他には「トラック・ボール」や「タブレット」・「タッチ・スクリーン」・「タッチ・パッド」
   等も同様に画面の座標を検出して入力する機器です。

    最近では、「ホイールボタン付き・マウス」という大変便利なマウスも登場しました。(一度利用すると、手放せない!)
   珍しいマウスとして、足で操作するマウスもあります。
              エジクン技研  http://www.edikun.co.jp/  「フットマウス

    ここでは、「TRACK MOUSE」という「トラックボール」と「普通のマウス」を組み合わせた様な「マウス」を紹介します。
   このマウスは、手の可動範囲が狭い人でも、指先で「ボール」をコントロールできれば利用できます。
    しかし、クリックボタンが多少堅いため外部にスイッチを付け、軽くクリックできるようにしました。
                              (両手が使えれば、効果的です。 片手でポインタの操作、片手でクリック操作!)   
   簡単な改良ですが、この方法を利用すれば色々な入力機器や生活用品の改良にも利用できると思います。


   1.TRACK MOUSEの外観


               片手で持ち、親指でボールを回してポインターを移動させます。


   2.改良方法

     (1) 最初に完成の様子をご覧下さい。

             

     (2) マウスを開いて、クリックボタンの付いている回路を探します。
         クリックボタンは、ロウでアクティブ(GNDと接続されると認識する)になっています。
         ここでは、今後の拡張を考えて左右の信号を取り出すことにしました。

                         


      (3) 以下 マウス操作の邪魔にならないように配線していきます。


                         


     (4) 外部スイッチの製作

          本来は、ケースに入れたりスイッチの周りをゴムホース等囲んだりして保護する方が良いと思います。
         今回の利用者は、スイッチの底とスイッチの入力部分を指で挟んで入力します。
         手や指の保護のため「熱収縮パイプ」で金属部分を隠すように考えました。

                    
  


                    
     (5) その他

          「TRACK MOUSE」の値段は、USBの物で約3000円ぐらいでした。
                                                (秋葉原まで行けば、もっと安いと思いますが)
                              PS/2で約2500円です。

          製作する上で注意する点は、絶対に+5VとGNDを間違えて接続しないことです。(パソコンがほぼ壊れます。)
         配線の色で判断しないことです。必ず、クリックボタンの回路をたどるかテスター等で確認しながら行ってください。
         DOS/Vのマウスは、メーカーごとに制御しているICが異なります。十分注意して下さい。
          一番簡単な方法は、クリックボタンのスイッチと同じ所から配線して外部に線を出すのが良いと思います。

         改良・改造は、メーカーの保証外です。マウスを開いただけでも保証がなくなる考えてください。
          ◎すべてご自分の責任において上手に活用してください。





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