鳳来の清掃活動は10回目(8年)を迎えました。11月4日、朝9時からの小滝橋駐車場での集会には約90人のクライマーが集まりました。朝8時くらいから先行して入山した約50人にもゴミ収集袋を配布していますので、今回は合計140名ほどの清掃参加者があったものと推定しています。
鳳来の清掃活動は、いわゆる「鳳来問題」と言われるアクセス問題が表面化した2000年に第1回目が実施され(最初の2年は年2回実施)、それから数えて10回目の開催となります。毎年、地元川合区の秋の町内草刈活動と同じ日に行なわれ、鳳来常連のクライマーの間ではすっかり定着した清掃イベントとなっています。
清掃活動が始まった当初は、あきらかにクライマーのものと思われるゴミなどが各岩場付近に散乱し、その回収は壮絶なものでしたが、近年はクライマーのアクセス問題への意識の高まりからか、わずかにペーパー類が散見されることがあっても、ひどい状況は見受けられなくなり、各岩場付近のゴミもほとんどなくなりました。現在では、釣り人や観光客が捨てたと思われるゴミや、産業廃棄物などの不法投棄が目立っている状況です。
集会では、愛する会代表の田中周兵の挨拶のあと、川合区長の山本さんにも激励と感謝の言葉をいただきました。その後、参加者たちは会場周辺の清掃を行なったあと、ゴミ袋を手に思い思いの岩場へ向いクライミングを楽しみました。
最終的に集まったゴミは、可燃ゴミ17袋+不燃ゴミ22袋。このほかに不法投棄と思われる産業廃棄物、軽トラック1台分が回収されました。これらのゴミは新城市環境課により無償で処分していただきました。ご協力厚く御礼申し上げます。
当日、鳳来基金へ\54,614の募金をいただきました。ありがとうございました。
※なお、『ロック・アンド・スノー』38号(2007年12月、山と溪谷社刊)に詳しい報告が掲載されています。
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