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いや、なんてことないんスよ…
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 1  宮崎縦断紀行

今回もいつものメンツではない旅です。


会社のリフレッシュ休暇を使っての旅行ですが、やることは結局実家に帰るだけという有様。とは言っても一度行ってみたかったところに行きます。取り敢えず飛行機でブーン。

⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン


途中海岸線で雲が発生するという瞬間を見て一頻り興奮。記憶が正しければ静岡あたりです。
そんなこんなで宮崎に到着。
早速目的地に向かうかと思いきや、ちょっと寄り道します。

明日からの遠征に備えて本日は栄養補給です。個人的にもんの凄い好きな店で旨いもの三昧です。
しかし残念なことにこの店家から車で1時間程の所にある上に電車でなんて全く以て現実的じゃないところにあるので、どんなに旨いもの喰っても酒がビタイチ飲めないというある意味拷問のような店です。店名は教えません。


まずはお刺身から。
カンパチのお刺身。超旨え。このエッジの立ち方が新鮮さを物語っています。


そして今回の白眉がこちら。もち鰹。なんでもその日に上がった鰹、しかも船が港に帰ってくる途中に上がった、釣れて数時間以内ものをもち鰹というそうです。これがあるのはホントにその時の運です。
これがまた旨いっ!こんなに旨い鰹なんて喰ったことありませんて。刺身なのに全く臭みもないし、弾力が正にお餅のようにモチモチ。これ喰っただけで漏らしてしまいそうな程旨かったです。


更に気になってた竹筒に入ったお豆腐。オサレ杉。これまた大豆の濃厚さが凄くって、これだけで満腹になってしまいそうな濃度。


続きましてポン酢2連荘。まずはあん肝。これだけ臭みが無く、味が濃厚なあん肝なんて喰ったことありません。ここに焼酎でもあったらどれだけ嬉しいか。


つづきまして牛すじの煮込みのポン酢和え。



雲丹とかイクラとかも頂きます。何故ここに焼酎がないのかと…


そろそろ〆に入りますがその前にチキン南蛮でもということで頼んだのがこちら。せせりの南蛮です。せせりとは鶏ののど元の肉のこと。普通の南蛮とは噛み応えが全然違います。


そして〆はなんだっけこれ?確か鶏茶漬けだと思いますが全然記憶に残ってません。でも旨かったことだけは脳裏に焼き付いております。
とまあ一頻り満腹になったところでまた一時間以上かけて実家まで戻ります。途中ずっと電灯もない海岸線を通るんですが、そこで車を止めて小一時間程星を眺めてました。やっぱ田舎はいいわぁと思うのと同時に、 次回は近くに宿を取って絶対飲んだくれてやると固く誓ったのでありました。

そして翌日。

そんなこんなで実家から高千穂に向かうわけですが、車で軽く5時間近くかかります。飛行機で韓国でも行った方が近いという。なのでこれまで二の足踏んでいたわけで、纏まった休日でもないといけませんて。

ということで今回のお宿はこちら、「杜の宿四季見」。外観なんざ撮っちゃいません(;^_^A
なんでも日本で一番旨い朝食を出すと豪語してる宿なんですが、朝食に期待する前にまずは夕食を頂きます。


ここは朝食だけじゃなく夕食も凝っていて、高千穂の伝統的な食材、料理を現代に復活させた「蘇食」を振る舞ってくれます。一般的な宿のどうでもいい食事と違って色々と趣向も凝らしてあるだけでなく、ちゃんと旨いのでもう満足しきりであります。

そして夕食後は高千穂神社で毎夜行われているという夜神楽を観に行きました。


会場の広さはこんな感じ。


舞台の広さもそんなに大きくありません。


そんなこんなで神楽が始まりました。
本来の夜神楽は村内をあちこち回りながら全33番の舞を奉納する国の重要無形民俗文化財にも指定されている神事ですが、ここではそれのダイジェスト版として手力雄・細女・戸取・御神体の4番が観られます。



まずは天照大神が隠れた天の岩戸をこじ開ける手力雄・細女・戸取の3番が行われます。まず手力雄が天照大神が隠れた天の岩戸を捜し出します。


ここで細女(うずめ)命の舞。 楽しげに舞って誘い出すってどんだけ誘惑に弱い神様かと。


こうして誘惑に負けて岩戸から天照大神が顔を出したところを手力雄が岩戸を剥ぎ取りにいくわけですが、彼も顔を真っ赤にして気合いを入れます。


えいやーっ! 天の岩戸を投げ捨てます。因みにこの投げ捨てられた岩戸は奈良まで飛んでいったという伝承があります。そしてできたのが天岩立神社です。


ご覧の通りのドヤ顔。てか写真ブレブレ。


そして話が戻る形になりますが、17番の御神体が次に行われます。この話は伊奘諾尊(イザナギノミコト)・伊奘册尊(イザナミノミコト)が夫婦で酒造りを行う舞なのですが、こいつがかなりのベタ。殆ど夫婦漫才です。




この舞、実は(というか隠してないけど)オッサン二人による舞なんです。なのでよくよく冷静に考えてみると結構キモイものがありますが、まぁ面白かったので由としましょう。


夜神楽も楽しんだ後は宿に戻って昨日の店で買った焼酎を頂きました。焼酎とは思えないマイルドさで4合瓶なんてあっという間です。

そして夜も更けていくのでありました…

 

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