いや、なんてことないんスよ…
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 1  日本の奇祭 その1


今回もどこかに行くために列車に乗り込んでいます。さて今回はどこへ行くのでしょう。


秩父の方まで行くようですが、果たしてどこへ…


秩父駅に着きましたがまだまだ先に行きます。それにしても今日は10月だってのにえらく寒いですな。ということで同行の二人は何か上に羽織るものでもないかと探しましたが、ファスト風土化している地方ですから旧中心市街には最早商店なんざございません。残念。寒々しい格好のまま向かうことになりました。


今度はバスです。


相変わらず爆睡する二人。ドラマ「高校教師」のラストシーンを思い起こさせますが、そんな美しいもんじゃございません。


バスにも20分ほどゆられようやく本日の目的地に到着です。パンダも思いっきりお出迎えです。シチュエーションも気温も寒すぎる…


ということで本日は秩父の奥でやっている「龍勢まつり」にお邪魔しました。何せ町を挙げてのお祭りですから橋の欄干にも龍が鎮座しております。
で、龍勢まつりってナンジャラホイという感じかと思いマスが、埼玉県秩父郡吉田町(現秩父市)にある椋神社の祭りとして400年以上も前から続いている神事です。どんなことをするかと申しますと、端的に言って「ロケット打ち上げます」。長さ10m程の青だけの先端に付けられた松をくりぬいた筒の中に火薬を詰め、それを推進力として飛び上がりる手作りロケットのお祭りであります。


発射はこのような櫓を組んで行います。高さは約20m。


そしてこちらがメイン会場。中央に小さく移っているのがこのロケット「龍勢」を作成した流派による口上が行われています。それにしてもみんな酒盛りに夢中で自分らが関係している龍勢以外は殆ど見て無さ気ですな。


龍勢をつくる流派は27流派もあり、それぞれが独自に趣向を凝らした龍勢をあげようとしますが、そこはこれだけ小さな町でこれだけ多くの流派があるということはスキルの平均レベルもそれだけ落ちるような気がしますがいいんでしょうか。それ故かどうか知りませんがいくつかの龍勢はそもそも打ち上がらなかったりしてましたし、折角願掛けしたのに打ち上がらないとなると浮かぶもんも浮かんできません。


そうこうしているうちに龍勢が打ち上がりました。基本的に各流派全てが打ち上げますので朝から夕方まで一日中あげてます。


アニgifで見て頂きましょう。こんな感じで煙をもうもうと上げて登っていきます。基本的にこのロケットはどんだけ綺麗な煙を出せるかが勝負みたいなもののようで、高度とかは二の次らしいです。でも、なんでも200〜300mの高さまで上がるそうで失敗してとんでもない方向に行かないことを祈るのみです。

そうこうしているうちにいろんな流派の龍勢を見ましたが一体どこがどう違うのかさっぱり分かりませんわ。そろそろ腹も減ってきましたなぁ…


あれあれイトウ君、チト目を離した隙に自分一人だけお好み焼きを購入。友達といえども彼にとっては我々は気を遣う相手ではない模様。


そしてひっそりと立ちながら一人で食べてました。そんなんじゃ旨くないんじゃないの? まぁ、いいや。


そして打ち上げの順番が回ってきた龍勢がやってきました。


龍勢を作成した流派の方々が肩に担いでお披露目をしながら櫓まで練り歩きます。期待と不安が入り交じった顔つきでやんす。皆さんwktk。年一回の一発勝負ですから緊張しない方がおかしいというもの。ボクだったら吐いてます。


そして今年も龍勢は揚がり続けるわけです。

とまぁ初めて龍勢まつりを見に逝ったわけですが、こんな祭もあるもんだなぁと改めて感心しました。なんでも静岡の方でも同じようにロケットを打ち上げる祭があるそうで、始めた人たちは一体何を考えてこういう事をやったのか激しく不思議です。


そして帰りは池袋経由でしたので池袋ナンジャタウンで餃子を喰って解散です。それにしてもこのメンツはしょっちゅう餃子を喰ってるような気がします…

お疲れ様でした。

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