いや、なんてことないんスよ…
home blog * * *

 1  最強の日常食と最古の近代化遺産を訪ねる

さて、今回は非常に盛りだくさんの旅になっています。一泊二日の旅なんですが、身も心もお腹いっぱいの旅となりました。


今回は新しくオープンした羽田の第2ターミナルからの出発です。


やっぱり新しい建物はそれだけで気持ちがいいもんですが、今回のターミナルは珍しく利用者の利便性を考えているのか、inとoutがキッチリ分けられてたりしてて混乱する要素が減っててよろしいんではないですかね。
で、飛行機に乗ってわざわざ出かけた先は…


饂飩屋です。でも普通の饂飩屋じゃぁありません。辿り着いた先は饂飩の聖地、サンクチュアリ、アルカディア、香川県です。僕は既に今回で3度目の巡礼ですが、このメンツでは初めてですな。


この饂飩屋「がもう」、炒り子出汁の味も素晴らしいんですが、ここで出色なのは金時豆のかき揚げ。でも今日は既に売り切れ。orz。イトウと何かを食べに来ると大抵目玉の商品が売り切れてるような気がするのは僕だけでしょうか。
流石に二人は初讃岐うどん 。あまりの旨さに声を失ってました。ねっ?旨いっしょ?


そして続きましては、僕が過去に一度食べたときにあまりの旨さに泣いてしまった店「たむら」。相変わらず小汚い店構えです。


饂飩は基本的に生き物です。打ってからどのくらいの時間が経ってるのか、どのくらい茹でたのか、茹でてからどのくらい時間が経ったのか、それぞれの時間と共に味が全く変わります。前回来たときは、それらの時間が全て完璧だったので、感動で号泣するほど旨かったのですが、今回は泣くほどではなかったです。ここんちの最大の欠点は饂飩を打てる人がおっちゃん一人しかいないということ。おかげで旨い饂飩を喰えるタイミングが非常に狭い。勿体ない。


既に結構お腹も満たされているはずですが、続いては近所でもある「山越」に。ここはあの「釜玉」の発祥の店として知られています。えっ?釜玉を知らない?ならとりあえずはなまるうどんにでも逝って雰囲気だけでも感じ取ってください。ただし本物とは全然違いますがね。


そしてこれが本家の釜玉。ここは生産体制がしっかりしていますから、何時逝っても旨い饂飩が喰えます。安心して逝ける店です。そして今回は釜玉にマヨネーズを乗せるという店長のお好みにチャレンジしました。これまた旨い。外道かもしれませんが、これはこれでイケます。ただ早死しそうですが。


で、「もう喰えん」と思いながら最後に向かった先が「谷川米穀店」。名前にはビタイチ「うどん」って言葉はありません。


店先にもうどんを喰わせるみせだとの雰囲気は一切醸し出してません。ホントに近所の人だけを相手にしてたのが、ブームで遙か遠い東京からも人が来るようになっちゃいましたね。


ここんちの特徴が、唐辛子の酢漬けと酢醤油で食べること。このおかげでさっぱりとした口当たりで何杯でもいけます。ただ向かいに座ってる少年のように6杯目のおかわりってのは流石に無理、絶対無理。でも僕個人的にはメジャーどころの店の中では今一番旨い饂飩屋ではないかと思ってます。
とまぁ、ホントに初心者向けといった趣の讃岐うどんの旅という感じになりましたが、まだ昼過ぎです。饂飩はここで締めとして、次の目的地に向かいましょうかね。


といったものの、途中で寄り道。立ち寄った先はJR土讃線の琴平駅です。1936(昭和11)年建築の趣深い駅舎です。またそれだけじゃなく「こんぴらさん」の駅でもあります。金刀比羅宮にもいっときたいとこですが、生憎そんな時間も体力もありません。


駅舎だけじゃなくてこういう白いポストが残ってるのもまた殊更に趣深いッス。


駅内部はこんな感じ。古き良き昭和って感じがかなりグッときます。


改札から身を乗り出して電車も一応撮影。この駅までは電化されてるそうで。

!!!  その他のページ

頁01 最高の朝飯を食いに逝く

頁02 自然の恐ろしさと人間の愚かさと

頁03 こんなに凄くてインカ帝国

 

次へ→

©2006 E.S.K. Corporation contactPrivacyPolicy home • back • nextpage top