エレキットTU-879S・パワーアンプ
まえがき
エレキットのパワーアンプを改造するプロジェクトである。もともとは6L6GCシングルアンプだが、出力管を6CA7や6550などに差し替えられる。まずはオリジナル通りに製作して、データを取ってみた。
2006製作
次に、出力トランスの2次側にセンタータップが出ているのを利用して、カソード負帰還を追加し、トータルのNFB量を増やしてみた。出力管は6L6GCとして、高域補正も最小限に止めておいて測定したのが次のデータである。
2007改造
本機の特徴
- 6L6GCによるシングルアンプ。
- オリジナルの特徴
- 最大出力は8Ω負荷で5.2W(5%歪み)。
- 残留雑音は、0.6mV程度。
- 周波数特性は22Hz-54kHz(-3dB)。
- ダンピングファクターは2.1
- 改造機の特徴
- カソード帰還によりNFB増加
- 最大出力は8Ω負荷で6.4W(5%歪み)。
- 残留雑音は、0.3mV程度。
- 周波数特性は13Hz-70kHz(-3dB)。
- ダンピングファクターは4.7
- 製作/改造記(blog)はこちら
本機の特性(PDF)
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