出力管差し替え可能プッシュプル・パワーアンプ
---- 現代的管球アンプの設計と製作 ----
まえがき
6550, KT88, 6CA7/EL34, 6L6GCなど多くの出力管を差し替え可能なパワーアンプです。調整は最小限とし、なるべく多くの真空管が利用可能になるように設計しました。前段も多くの双3極管が差し替え可能で、これにより歪み率やダンピングファクターをコントロールできるユニークなアンプです。
2006完成
本機の特徴
- EL34/6CA7,6550,6L6GCなど、いろいろな出力管を差し替え可能なアンプ。
- 初段、次段も12AU7,12AY7,12AT7,12AX7などいろいろな球を差し替えてNFB量を変化させることにより、歪み率やダンピングファクターをコントロールできる。
- ウルトラリニアー接続で最大出力は30W程度(EL34の場合)。
- ダンピングファクターは2.0〜6.0程度(EL34の場合)で可変。
- 初段に定電流ダイオードを使った2段差動増幅にてACバランス不要(直流はカットしているためDCバランスも不要)。
- 半自己バイアス(カソード抵抗各330Ω)にて出力段のDCバランス不要。
- 残留雑音は初段管を選別することで、0.3mV以下。
- 周波数特性は最も狭帯域の場合で12Hz-90kHz(-3dB)(EL34の場合)。
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本機の写真
本機の特性(PDF)
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