第 54 震洋特別攻撃隊
第117 震洋特別攻撃隊
大堂津
大堂津港
宮崎県日南市
震洋基地跡
猪鼻崎公園
宮崎県日南市
平和の祈り
碑文
元海軍第一一七震洋特別攻撃隊基地跡
太平洋戦争末期の昭和二十年四月、ここ大堂津に海軍第一一七震洋特別攻撃隊基地が設けられ、
三重海軍飛行予科練習生十九期三学年卒業生、当時十六歳から十九歳までの若き搭乗員五十名
が、日夜猛訓練に励んでいました。水上特攻舟艇「震洋」は長さ5メートル、巾1.2メートルのベニヤ
板製モーターボートで、頭部に250キログラムの爆薬を積んだまま敵艦船に体当たりし、搭乗員自ら
も爆死するという特別攻撃兵器でした。
あれから四十二年の歳月が流れ、日本は今驚異的な経済成長を遂げ、自由と平和に満たされた民
主国家として栄えています。日本はもう二度とあのような過酷な戦争を起こしてはなりません。
この碑は当時をかえりみ、戦死した幾多の友の霊を奉祭し、心から悠久の平和を祈念いたします。
昭和六十三年四月十七日建立 搭乗員有志
震洋の海/大堂津
更新日:2009/12/13