南レク馬瀬公園

紫電改展示館

愛媛県南宇和郡御荘町

 

紫電改の碑

碑文

この旧海軍戦闘機紫電改は太平洋戦争において昭和20年七月交戦ののち久良湾海底四十一メートル

のところに眠っていた

昭和五十四年七月十四日愛媛県がこれを引き揚げここに永久保存する

昭和五十五年五月吉日

 

  

       鎮魂                                     元三四三空搭乗員献上 陽光桜

 

  

久良湾の海底41mに眠る紫電改                      引揚中の紫電改に献花する遺族

 

  

昭和54年7月14日 久良湾から引き揚げられた紫電改(紫電改保存館 頒布写真より)

 

  

紫電改展示館

来歴

昭和53年11月、南宇和郡城辺町久良湾の通称「長崎鼻」沖約40mの海底で、潜水中のダイバーが

原型のまま沈んでいる紫電改一機を発見した。昭和54年7月14日、愛媛県により34年ぶりに引き揚

げられ、永久保存を目的として南レク馬瀬山頂公園に紫電改展示館が建設された。

 

  

紫電改展示館

 

  

紫電改展示館

 

  

紫電改展示館

 

  

紫電改展示館 慰霊

 

同機は三四三航空隊に所属、昭和20年7月24日に大村基地を飛び立ち豊後水道上空で米軍機と交

戦し未帰還となった六機のうちの一機と見られる。 この日、土佐沖に進攻してきた米機動部隊から戦

爆連合約500機が呉・広島方面に来襲、これを迎撃するため鴛淵大尉率いる紫電改21機が大村基

地から発進した。宇和島上空で三倍の敵と交戦し、わずか10分足らずで16機を撃墜したが、しかし紫

電改も6機が未帰還となった。

 

未帰還6機の搭乗員

  

鴛淵  孝海軍少佐(25歳)           武藤金義海軍中尉(29歳)            初島二郎海軍飛曹長(22歳)

 

  

米田伸也海軍飛曹長(21歳)         溝口憲心 海軍上飛曹(21歳)          今井  進海軍上飛曹(20歳)

 

本土防空

2009/10/11