甲飛第十三期殉國之碑保存顕彰会

関西甲飛十三期会 公認ホームページ

 

会報「總員起こし」 第 31号/平成15年

岡田 純

奈良空−回天振武隊(伊367)−回天多聞隊(伊367)

「回天神社の改築遷座」

 

大神基地跡に近い住吉神社(大分県速見郡日出町大字大神深江)の境内にある回天神社の新社殿が竣工し、

平成十四年四月二十五日全国の旧隊員をはじめ関係者百余名が参加して、改築遷座祭が盛大に催されました。

これは、場所を変えて新社殿を奉築したもので、前夜は旧隊員のほか神社関係者も参加し、九州回天会と大神回天会の

合同総会が、にぎやかに開かれました。

当日は、旧海軍の潜水艦や自衛隊の関係者らも加わり、海自潜水艦「なつしお」と乗組員も海から参加して、

ムードは一気に上昇。

半世紀前の若者たち〃が前庭を埋める中、小石宮司の司式で厳かに神事が行われ、新社殿は地元の氏子側に

引き渡されました。

 

回天神社は、回天操縦の最重要機器とされる電動縦舵機を御神体とし、回天関係百四十五柱と、回天作戦に参加し戦没した

潜水艦八隻八百十二柱の名を記した「回天作戦関係英霊名録」及び奉納記を納め祀り、後世に残すものです。

なお、新社殿奉築に当たって、旧隊員を始め潜水艦を主とする旧海軍関係者から、約六百万円の募金協力を頂いたことを

付記し、報告とします。

 

  

大神回天神社 改築遷座祭

 

岡田  純

更新日:2007/11/03