甲飛第十三期殉國之碑保存顕彰会

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関西甲飛十三期 み霊祭り

 

平成14年 8月10日

 

「今年は特別暑いんじゃない」なんて言い合った昨年の八月十日に、恒例の「み霊祭り」が若桜友苑で営まれました。

ご存じのように、これは毎年お盆前の土曜日に集まり、草むしりなど清掃奉仕のあと慰霊行事をするものですが、

作夏は老齢者にとって苛酷なほどの暑さです。

このため、参加者もかなり減るのではないかと見られましたが、13期の二五人をはじめ14期一人、15期三人、

瑞鶴関係四人の前年を上回る三三人が参加。

地元奉仕隊一七人が出仕して下さったほか夫人その他一〇人で、総勢六〇人の盛況でした。

集合は午後二時。作業と言っても、地元の友苑奉仕隊の方々が早くから出て、困難な力仕事や除草はほとんど済ませて

おいて下さるので、みんなは、ほんのちょっぴり隅っこの革をむしったり、碑や小玉垣の周辺を掃いたりするだけですが、

昨年は少し違いました。

久しぶりに碑を水洗いしたのです。ホースで水を吹き付け、柄付きタワシや竹ホウキでこすりますと、

南吉野の洞川で採掘した薄紫の美しい岩肌が元の光沢を放ち、その清々しさに英霊も喜んでおられるかのようでした。

この作業では、久保吉輝・事務局長ら数人が大活躍。

終わってみると、久保局長らのシャツは赤褐色の斑点がいっぱい。

芝生の土壌入れ替えにより、赤土の粉塵も飛散して碑に着いたのでしょう。

作業か終わると、天幕の下でひと涼み。

奉仕隊の女性か素麺を茄で、氷で冷やしたのを出して下さり、みんなで舌鼓を打ちました。

続いて午後四時から、玉垣内に整列して慰霊行事です。

軍艦旗掲揚、殉国之碑拝礼、英霊並びに物故者の霊に黙祷の後、

後藤会長が「暑さを乗り越え、来年の慰霊大祭を元気に迎えて下さい」と挨拶しました。

この後、芝生のシートに車座になって懇親会。

蚊取り線香の煙りが漂う中、お弁当を広げて冷たいビールに喉を鳴らし、暮色が迫るまで懇談しました。

こんなことができるのも、地元の方々の汗の奉仕かあってこそ。

みんな尽きせぬ感謝の心を込めて挨拶をし、帰途に着きました。

 

 

※写真は甲飛十三期殉国之碑保存顕彰会「總員起こし」より転載

 

関西甲飛十三期会 殉國之碑

更新日:2007/11/04