甲飛第十三期殉國之碑保存顕彰会
関西甲飛十三期会 公認ホームページ
関西甲飛十三期 み霊祭り
平成13年 8月11日
昨年も暑い盛りの八月十一日、関西甲飛十三期会恒例の「み霊祭り」が若桜友苑で催されました。
この年中行事は、毎年お盆前の土曜日に集まり、草刈りなど清掃作業のあと慰霊を行うものです。
だが、炎天下での老体を気遣うためか、どうしても参加は渋りがちで、総会や忘年会のようなわけにはゆかないのが
実情です。
でも、この日は十四期の方たちも加えて三十人余りが参加され、他に地元の奉仕グループから、十数人が出仕して
下さいました。
集合は午後二時。受付でホウキやチリ取り、スコップ、鎌など道具を受け取って、すぐ清掃作業にかかれ≠ナす。
家から愛用の草刈りのクワや、汗に備えて着替えの下着まで持参する、心掛けの良い人も居ました。
作業と言っても、奉仕グループの方々が早くから来て、除草などをあらかた済ませて置いて下さるし、
そうでなくても、常々管理に気を配って下さるので、大層な仕事など残っていません。
そこで、参加者は苑の隅や築山などに散開し、約一時間半、小さな草を抜いたり、碑や玉垣周辺を掃くなど、
ちょっぴり汗をかきました。
一服して、午後四時からは慰霊行事です。奥富副会長の号令で軍艦旗掲揚、殉国之碑に参拝、黙祷と続き、
後藤会長の簡単な挨拶などがあって慰霊は終了しました。
このあと、芝生の上のシートで車座になり、蚊取り線香に囲まれての懇親会。
冒頭、後藤会長から「松尾前会長か入院された」と報告があり、みんな「あの元気な人が」と顔を曇らせました。
でも、スピーカーから軍歌やナツメロが流れる頃は、みんな気を取り直し、お弁当を前に、差しつ差されつの歓談が続きました。
夏の太陽か畝傍山に沈むころ、友苑には昼間にはない風情が漂います。
ビールの味も、また格別ですが、夕闇も濃さを増した六時半ごろ、懇親を終わりました。
毎年、この行事か出来るのも、地元奉仕グループの方々が、汗を流して協力して下さるお陰です。
みんな口々にお礼を申し上げて駅に向かいました。
※写真は甲飛十三期殉国之碑保存顕彰会「總員起こし」より転載
更新日:2007/11/04