甲飛第十三期殉國之碑保存顕彰会

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昭和49年11月 8日

甲飛十三期殉國之碑 第二回慰霊祭

祭典委員長 祭文

 

祭典委員長 尾上 秀雄

菊花馨る本日、第十三期海軍甲種飛行予科練習生戦没者、第二回慰霊祭を、秋津島根、肇まれる

ここ畝傍橿原の聖地に在りませる 甲飛第十三期生殉国之碑前において行うにあたり、

亡き同期の御霊につつしんで申しあげます。

 

思えば、戦局すでに利あらざる昭和十八年秋、勇躍、土浦・三重・奈良・美保・松山・鹿児島の各航空隊に

はばたけし若鷲は 二万八千百十一名を数えました。

殉国之碑、碑文に明記し後世に顕彰せんとする 甲飛第十三期生の活躍は、航空特攻に、水中特攻に、また水上特攻に

我が海軍最後の戦闘主力となり、戦死戦没者、一千有余柱の多き御霊を靖国の御社に送ったものであります。

紅顔その齢二十才に満たざる同期の勇士等が、迷いなく 疑うことなく、祖国のため わが同胞のために

莞爾として散華されしを思ケとき、命永らえし我々は 報恩御奉公の責務の重大さを痛感し 国家繁栄のために

全力至誠を尽すことを、ここに改めてお約束するものであります。

希くは 同期の御霊よ、本日碑前に額づく 君が御遺族・来賓の各位そしてまた我々生存同期生の上に

大いなる加護を垂れ賜わんことを。

 

朗読された遺書

更新日:2007/11/04