回天特別攻撃隊 顕彰 下呂楠公社

 

下呂楠公社

岐阜県益田郡下呂町

  

楠公社

 

回天碑

回天碑 碑文

回天の壮挙は世の驚きにして その忠烈は人の感銘するところなり ここに創案者黒木博司少佐

敬慕する人々相計り 少佐の筆になる回天の二字を石に刻して郷里下呂に建て之を顕彰す よりて

今歌をつらねてその志を伝えその功をたたへむとするに 調拙くして意を達するに能はざるを恥ず

祖国今すでに危しいかにせむ 何とすべきか思いわづらふ身をすてて国にむくいむ一念の凝りて生

れぬ魚雷回天 只一人魚雷いだきい波くぐり おごる敵艦粉にくだかむ 百千のいかづち一時におつ

るごと 敵艦みぢんにくだけ飛び散る その姿 目にこそ見えねま心は とはに守らむ父母の国

昭和三十九年春  平泉澄泣血拝書

 

側碑   回天模型図

側碑 碑文

大東亜戦争苛烈となり 存亡に瀕する日本の国体護持と再興隆を悲願とし 自らは若き生命を

捧しが回天特別攻撃隊なり

昭和十六年八月一日 黒木、仁科少佐など青年の創案嘆願が許可され 大楠公を仰ぎ菊水の

旗印のもとに参集せる若人千余名 

其の内体当り突入百二十七柱 訓練殉職十七柱 搭載潜水艦八隻が犠牲となれり

茲に回天殉道忠士の壮烈と純情を偲び英名を刻し 芳を千秋に伝へんとす

昭和五十五年五月吉日 回天会

 

楠公社

 

 

平和塔

 

  

平和塔

 

温泉寺

岐阜県益田郡下呂町

故海軍少佐黒木博司之墓、納骨塔

 

回天特攻隊

更新日:2007/05/21