海軍兵学校第七十三期 英霊譜(航空)

昭和20年 8月 3日〜 8月15日

 

昭和20年 8月 3日

  末吉  正弘

  七二一空

  剣作戦特別部隊として小松基地から三沢基地へ移動中、

  敵艦載機と遭遇し奥羽方面にて戦死

 

 

 

  森山  司郎

  九〇三空

  「東海」に乗り組み奥羽東方海面を対潜哨戒中、本州東方海域にて戦死

 

 

 

 

昭和20年 8月 8日

  北野  五郎

  二〇三空

  B29と交戦、耶馬渓上空で戦死

 

 

 

 

  人見  純一

  二〇三空

  敵迎撃の一次攻撃に出動し着陸したが、折から来襲した敵機の銃撃を受け右足に 被弾

  同日夜中に死亡

 

 

 

昭和20年 8月 9日

  石塚  二郎

  第二郡山空

  郡山基地にて米艦載機の爆撃を受けている時、居室に軍刀を取りに行こうとして

  直撃弾を受け戦死

 

 

 

  青羽  英次郎

  百里原空

  特攻隊を編成し鹿屋まで進出したが出撃の機会を得ず帰投

  夜間偵察飛行で戦死

 

 

 

昭和20年 8月11日

  高柳  義男

  名古屋空

  名古屋基地から木更津基地へ移動、木更津基地へ着陸する際に失速、殉職

         

 

  ご尊父・高柳 儀八海軍少将(戦艦「大和」初代艦長、海軍兵学校副校長、軍令部次長)

 

昭和20年 8月13日

  萩原  清吾

  二〇三空

  昭和20年4月7日、戦艦大和が水上特攻に出撃する際、途中まで上空直掩にあたった

  8月13日、「敵機奄美大島北進中」の報を受け40機を率いて敵170機と交戦

  福岡上空にて戦死

 

 

  池端  俊雄

  三〇二空

  敵機動部隊に対する薄暮索敵攻撃が下令され出撃、未帰還

  攻撃に出発する直前、「おい俺は帰らないからな」と言い残して出撃、

  特攻して散華したと伝える

 

 

昭和20年 8月14日

  吉田  早苗

  九〇一空

  ソ満国境偵察の任を帯び、中攻のエンジン不調を知りつつも佐伯空を離陸、

  任務の帰途に元山沖に墜落

 

 

 

  橋本  文夫

  一三一空

  本州東方海域にて戦死

 

 

 

 

昭和20年 8月15日

  蔵元  善兼

  三〇二空

  「グラマン数編隊、鹿島灘上空、全機発進」の命を受け出撃、未帰還

  出撃前「今日離陸したら帰って来るのが嫌だな」「とにかく今日が最後だ」とつぶやいたと云う

  戦没者調査票

  八月十五日〇八三〇 厚木上空にてF6Fと交戦被弾の為 神奈川県瀬谷町に墜落戦死

 

 

  小出  實

  七五二空

  米機動部隊索敵のため出撃、「我、敵機の襲撃を受く」の無電を最後に未帰還

 

 

 

 

  佐久川 春隆

  七〇一空

  九州南方海域にて戦死

 

 

 

 

海兵73期

更新日:2006/12/31