東京大空襲犠牲者追悼集会
平成25年 3月10日
於:隅田川 言問橋西詰め 隅田公園/東京都 台東区
主催:東京大空襲犠牲者追悼・資料展示実行委員会
隅田川 言問橋西詰め 隅田公園
東京大空襲戦災犠牲者追悼碑
碑文
隅田公園のこの一帯は、昭和20年3月10日の東京大空襲により亡くなられた数多くの方々を
仮埋葬した場所である。
第二次世界大戦(太平洋戦争)中の空襲により被災した台東区民(当時下谷区民、浅草区民)は
多数に及んだ。
亡くなられた多くの方々の遺体は、区内の公園等に仮埋葬され、戦後 荼毘に付され東京慰霊堂
(墨田区)に納骨
された。
戦後四十年、この不幸な出来事や忌まわしい記憶も、年毎に薄れ平和な繁栄のもとに忘れ去られ
ようとしている。
いま本区は、数少ない資料をたどり、区民からの貴重な情報に基づく戦災死者名簿を調整すると
ともに、この地に碑を建立した。
東京大空襲戦災犠牲者追悼碑
東京大空襲戦災犠牲者追悼碑
東京江戸博物館
東京都墨田区
言問橋の縁石と欄干
説明版
昭和20年3月10日未明の東京大空襲の際、浅草方面から向島方面へ避難しようと
する人びとと、その反対側に渡ろうとする人びとが橋上で交叉し、身動きがとれない
状態となった。人だけでなく、荷車やリヤカーも通行を妨げた。そこへ火が燃え移り
橋上はたちまち大火災に包まれた。橋上では逃げるすべもなく、多くの市民が焼死し
た(後略)。
更新日:2013/03/10