OFF-LINE Meeting in KYUSHU
ORP【九州オフ】

Photo by Takatch

95年5月3日(3rd May 1995)

(天候 くもり時々雨)
10時出発の予定だったが、遠足当日の小学生よろしく6時頃には目がさ めた。ツレアイは、「ふつーの日には叩き起こしても起きないくせに」とあきれている。
 パッキングで最後まで迷っていたのは、「TP220を持っていくかどう か」だった。
 川戸さんやKATSUさんTETSUYAさんすちゃらさんの 「リアルタイム 書き込み」を読んでいると、どうしても端末は持っていきたい。だが、嵩張 る。・・・いや待てよ。
 そうだ、私にはHP200LXがある。これなら最初から持っていく予定 に入ってる。そうかそうか。HP200で通信が出来るんだ。

 ではさっそく(でもないか)、通信ソフト(KmTermX)のダウンロ ード。7時40分。
 フラッシュパッカーの容量が小さいことも手伝って、セットアップに手間 取り、9時を過ぎてしまった。エアクラに慣れた身体に、新しい通信ソフト は難しい。それでも、とりあえず、パティオが読めることを確認した。(ア ップのテストは時間の都合で省略)
 モデムを荷物に入れて、そうそうモジュラーのコードも・・・と。それに しても、モデムの方が端末より2倍も大きい。やっぱり、144のポケット モデムを買おう。

 小雨がパラついていたので、カッパを着用して太宰府インターを目指す。 インターの随分手前からすでに渋滞が始まっていた。
 2車線のランプを CB400と競争しながら駆けあがると、あらら、本線はすでに駐車場と化 していた。
 なんとか鳥栖の分岐までいくと、大分自動車道は、今のところ大丈夫。荷 物が多いので、マニュアルの注意書きどおりヌフワkm/h程度で走行。と っくに雨が上がり、カッパが邪魔になってきたが、先を急ぐ。

 玖珠IC出口付近で再び渋滞があったが、なんとか13時過ぎには湯布院 へ到着。ほぼ同時にすちゃら氏の毒キノコ号も姿をあらわした。
 ふたりでとりあえずビール。すちゃら氏はさっそくデュオをモジュラーと 接続していた。(あ、私もです。無事に書き込みもできました。)

 孔雀氏が送ってくれたビールを宅急便の営業所へ受け取りにいく。JOさ んからのお酒は届いていなかった。「まだですか」と尋ねると、「どちらサ マからのお荷物でしょうか」ときた。さて、JOさんの本名はなんだっけ。 「さあ・・・」と答えると、係の人は怪訝そうな顔をしてた。やっぱり「あ やしい集団」である。

 遊悠倶楽部にもどる途中、栃木ナンバーのアフリカ象(クラウザーつき) を蕎麦屋の駐車場で発見したので、すちゃら氏とともに遅めの昼食。3人で 再会を喜びあった。

 ほどなく到着したしょうへい氏と、夕食の買い出しへ。すちゃら氏と孔雀 氏は風呂。本日の夕食メニューは、「チーズフォンデュと揚げワンタン」で ある。しかーし、フランスパンが購入できなかったので、食パン2斤での大 胆な「ちぎっては食い、ちぎっては食い」のワイルドなチーズフォンデュと なってしまった。
 さて、18時に近くなったので、JRゆふいん駅へむかう。駅前付近は、 観光客(ほとんどがアベック)でいっぱいだったのだが、駅横の2輪車置き 場だけは一種異様な雰囲気であった。ヒラヒラした服装のしたアベック集団 とは反対の極にある雰囲気である。(別のものがヒラヒラしてることもある が・・・)
 SUMIさんのK100だけが見当たらなかったが、18時30分になっ てしまったので、見捨てて遊悠倶楽部へ向かう。

 すぐにビールで乾杯。わーわー。自己紹介。わーわー。風呂にはID順で 入ることになったり、みんなで順番に電話線のところで端末をいじったり、 アヤシサ度はボルテージを高めていく。アレックスさんに電話したり・・・ (^_^;)。
 キッチンでは、料理長しょうへいが忙しく働く(しょうへいはこれが楽し みなので、気にしないように)。旅がらす氏も負けずにツマミを調理にかか る。

 そうこうしてるうちに、 飛び入りのとのさん、 遅れていたしまさんと SUMIさんが無事に到着。湯布院の夜は更けていくのであった。
 それにしてもみなさん旅慣れていらっしゃる。「夜明けまで騒ぐぜ」って ことはなくて、ちゃんとそれぞれきちんと就寝に入ったのである。

95年5月4日(4th May 1996)

 朝である。旅慣れたツワモノどもは、 パンとハムとカップスープのかんた んな食事ながら大量に食べる。 端末にかじりついているものも多い。(電話 代はびっくりするほどではなく、参加費で充分でしたのでご安心を)
 後片付けに取り掛かるが、みんなよく働く。大久保幹事は職業柄、 「はい ○○さんは、 ふろ掃除、掃除機は上にあるから△△さんは二階の掃除ね。□ □さん、タオル関係を洗濯機へ。」と、ついつい指示をしてしまう。 ごめん なさいね。

 さあ、いよいよ出発だ。 9時半に旅篭を発てば10時に水分は楽勝だと思 っていたが、 さにあらず。さすがは全国的な連休だ。やまなみはド渋滞。な んとか18台の大型バイクを引き連れて水分峠駐車場に着いたのは、 集合時 刻をすこし過ぎていたのであった。

 怪しい集団は増殖した。 30台のバイクというだけでもタイヘンなのに、 アフリカツイン、 アルティシア、 トランザルプ、 ST1100(初めて見 た!)、毒キノコなどの珍しいバイクばかり。なおかつ、 バイクの趣味もば らばら。ナンバーもばらばら。ほとんど全員が大荷物。
 恒例の自己紹介。名札づくりもはじまった。【写真】
そうこうしているうちに、 川 戸さん、渡辺さんが到着。

 この渋滞で全員が揃って走ることは不可能なので、 各自テキトーに走り、 大観峯をめざす。 途中の曲がり角では、すちゃらさんをはじめとして有志の 方々に誘導までしていただいた。ありがとうございます。
 みなさん、走りは楽しめたでしょうか。 思ったより渋滞はありませんでし たね。

 大観峯の駐車場も満杯。なんとか全員がたどり着いたので、“料理長” し ょうへいに買ってもらった 「とうきび」 をかじりつつ、 次の指示を出す。 「各自昼食をとり、14時をメドに草千里の駐車場に集合!」 (なんていい 加減。ごめんなさいね。)
 しょうへい、渡辺さん、大久保の3人は、JRあそ駅前の食堂で昼食。 山 菜うどんとだご汁のセットは、ボリューム満点であった。

 通行料が高いので普段は登ることのない“阿蘇登山道”へ突入。 やっぱり 800円は高いなあ。でも、【九州オフ】で阿蘇を外すわけにはいかない。
 料金所を抜けたあとはスイスイだったので、「うーん、嬉しい誤算」 だっ たのだが、やっぱり渋滞。「誤算の誤算は予想通り」だったのである。
 登山道はスリ抜けが難しい。路肩がヘンなのである。 CRMだとかセロー だったらなんとかなるのだが・・・。あ、やっぱりKATSUさんが困ってる。あ あ、 どうしよう、 止まれない。(ごめんなさいKATSUさん。見捨ててしまっ た・・・。)

 草千里では、 2輪車の駐車場に余裕があったので、 ゆっくり休憩。 しか し、 時間は予定より大幅に遅れてる。吉田線の料金所で待つちょびさんが心 配だ。無線もつながらない。 またもやすちゃらさんに先行をお願いしてしま った。(ごめんなさい)

 KATSUさんが遅れてる。しかし、これ以上待てない状況になってきたので、 みんなには出発してもらうことにした。幹事としょうへい、 渡辺さんが待機 することにして、y.sanさん(とのさんでしたっけ?)とアクロスを借り た川戸さんが救助に出動。まもなくKATSUさんが無事に現れた。路肩からの脱 出の際に転倒してしまったらしい。うーむ。

 無事に最終組も出発。渋滞をなんとかクリアして、吉田線を下る。 快適な ワインディングなのだが、 残念なことに雨が降り出してしまった。なんてこ ったい。
 吉田線の下では、 おっとさんとすちゃらさんが最終組を待ってくれてい た。 感謝感謝。お行儀よくR265を走行し、目指すは清和村。無事に目印 の「Aコープ」に到着。ちょびさんと再会を喜び合い、買い物をして、 あと はキャンプ場だ。もう一息。

 ビールとお酒の入手に余念のないメンバーであった。そうそう、 鍋も買い ましたっけネ。 今晩のメニューは “料理長” しょうへい自慢の「博多水炊 き」なのである。

 ちょびさんが、“馬さし”を配ってる。雨は降ってるけど、 テント村はに ぎやかだ。みなさん、自慢の料理を作ってるんだな。
 自分も123Rに点火する。なかなか着かない・・・。 やっと点火した頃 は、 横のテントでは、チャねひろさんが食事を終わろうとしているところで あった。ガスははやいなあ。
 馬さしを食べつつ、 ビールを飲み、 水炊きを食べている・・・。 やっぱ り、 雨はいやだなあ。ちょびさんとは、ゆっくりお話ができなかったなあ。 ちょびさんどころか、ほとんどの人と話してないなあ。

 隣のテントではしょうへい君が、水炊きをしている音がする。 メシは沸騰 してきたかな。「ちょっと火が強いな。お、回りにくいな。 えいっ。」 ・・・がっしゃーん。 見事に飯盒はひっくりかえったのでありまし た。 えーん。ちょびさんとおっとさんに見つかってしまった。恥ずかしい。 (;_;)

 9時からは、屋根のあるところでミーティング。明かりが少ないので、 か なりアヤシイ自己紹介になってしまいました。 (ここで炊事をすればよかっ た)
 沖縄帰りのじんじんさん。真っ黒お顔におひげまでつけて、 身も心も沖縄 の人になってましたね。 泡盛(でしたっけ)ありがとうございました。(さ かずき持参は、私と渡辺さんでした。ヘンなヤツ)あ、 小さいサイリュウム もありがとう。
 千葉名産の各種味付け落花生も飛び交ってましたね。それと、 川戸さんで したっけ、 なんだかへんなおせんべいの実演試食会を開いてたのは。(正式 名称を失念)

 まだまだアヤシイ会合は続いていましたが、 いつも早寝早起きのしょうへ い君が就寝を申し出てきたので、少し早めに失礼させていただきました。

 しょうへい君と、Ken-Joeさんの寝息が聞こえてきたところで、テントサイ トに皆さんが戻ってきました。 二次会は、 じんじんさんとこのタープです か。 旅がらすさんに誘われて、ちょっと参加させてもらいました。みなさん 楽しんでいらっしゃるようで、安心しました。

 夜中に一回だけ、寒さで目がさめました。「酔って寝たからなあ。 入口が 開けっ放しだ。」 と思ったら、開いてない。それほどの寒さでした。シュラ フ+シュラフカバーだったんですけどね。(酔いがさめただけ?)
 さて、朝ですが、これがまた素晴らしい。とても寒いんですが、湖(?)の上 を流れる霧。輝きつつ昇ってくる太陽。早起きしてよかったあ。
 そして、皆さん、仕事が早い。朝食にしろ、片付けにしろ、 じつに手際が いい。ぐずぐずしているのは、私らだけでした。
 孔雀さん。ラーメン雑炊おいしかったです。(あれ?夜だっけ?)
 しょうへい君が作ってくれた朝食は、 ゆうべの水炊きの残りスープで作っ たラーメン。 いやァ、あのだしは旨い。ほどよくグズグズの白菜と骨付き鳥 肉がまた美味。
 管理人のオジサンとちょっと話をしたりして、 うーん、 いいキャンプ場 だ。ぜったいまた来るぞー。

 早起きして出発したCOTEさんは、今頃どのあたりかな。

 とにかく、昨日とは大違いの快晴です。それぞれの思い出を胸に、 それぞ れの予定を描きながら駐車場を出発して行くたくさんのバイク。
 いやあ、よかったよかった。 こんなにたくさんの仲間が全国にいるんだな あ。 すごいなあ。数年前に無理してモデムを買ったときは「高いなあ」と思 ったけど、これでモトをとったなあ。これがホントの「モト取れーる」 だな あ。じゃあ「モトトレーン」は割高なのかなあ。ォィォィ

 別れの言葉は短く。ぐずぐず別れを惜しまない。そんなの、 好きなんです よね。(ちょっとキザ。)

 何台かのバイクを先導して、通潤橋へ。 久しぶりなのでちょっと自信がな かったが無事に到着。 駐車場にバイクを入れてると、続々と「放水オプショ ン」 参加のメンバーがやって来る。 しかし、 幹事のかわさんが遅れてる。 ^_^;
 遊歩道をみんなでぞろぞろ歩く。写真を撮るもの、 レンズを川に落とすも の、いろいろだ。(とのさんです)

 あ、かわさんが橋の上を走ってる。あ、戻ってきた。いよいよだ。
 KATSUさんとTETSUYAさんの号令のもと、2列縦隊に整列して人数確 認。ひとり250円ということが確定した。
 「はやく上に行っちゃおうよー。」きょんさんの声。でも、 まずは記念写 真。私も初めて見ました。>放水。
 迫力ですね。びつくり。ほかの観光客も喜んでましたね。
 で、みんなは橋の上に登っていくんだけど、私は、 高いところがとても苦 手。勇気をふりしぼって放水口を覗きこみました。(すぐ降りました)

 しばらくして放水は終わり。いよいよ本当のお別れです。 恒例の胴上げを 受けた後、 みなさんにさようなら。しょうへい君は、水炊きに使った鍋をバ イクに括りつけて、さっさと出発。 私はしばらくみなさんと話を交わして出 発。 ちょっと道に迷ってしまったし、なんだか疲れが出てきたので、さっさ と高速に乗ることにしました。

 途中のPAで、渡辺さんが追い付いてきて、一緒に食事をした後、 一路福 岡へ。渋滞もなく、無事1430時、帰着しました。
 走行距離は、そう長くありませんでしたが、 今までになく充実したツーリ ングでした。みなさん、ほんとうにありがとう。

(写真は、たかっちさんが撮影したものです。)


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