1989夏。紀伊半島へ。
1989 SUMMER ,KIIHANTO(WAKAYAMA)

◆一日め。とにかく小倉の日明港から阪九フェリーに乗った。満員だったので、バ イク乗りは船室からあふれてしまった。◆展望室みたいなところを開放して もらうことができたので、私としょうへいはこれからのツーリングの計画を たてるのであった。ぬるいビールを飲みながら「さて、どこに行こうか。」◆フェリーにに乗ってから考えているのである。
◆二日め。とりあえず、紀伊半島方面へ行ってみようということで、 神戸の六甲アイランド に到着。R43を走って、甲子園球場へ。地元福岡の大濠高校が試合をしていた のだ。 初めて高校野球を見たんだけど、女子高校生のチアリーダーがまぶしかった。 ◆そのためか球場前で立ちゴケ。がびーん。左のミラー破 損。荷物満載なのでダメージが 大きいかと思ったがミラーだけだったのは不幸中の幸い。
◆堺の大山古墳へ。「宮内庁管理」なんだな。駐車場でコーヒーなどを沸かして、ゆっくり休憩。出発のとき、 荷物のバンジーコードがすべって顔面を直撃、眼鏡を破損。◆しょうへいが、近くの 眼鏡屋さんまで走ってくれて、なんとかリカバーすることができた。
◆夕方に近くなったが、まだ和歌山県に入ってない。少しペースを上げる。高野山の ふもとで米を調達。一気に高野山へ。◆なかなか適当な野宿地がない。町外れの 小さな公園脇に泊らせてもらうことにする(写真)。時間がなかったので、ボンカレー (辛口)だけである。あ、もちろんビールとウイスキーは飲みました。
◆三日め。コーヒーとクッキーで簡単な朝食。いろいろ墓参りをして (なんなんだか...)、高野龍神スカイラインへ。なかなか快適である。すばらしい。龍神温泉の露天風呂も なんだか気持ちよかった。
◆そうこうしているうちに山奥へ。砂利道はCBRには辛い。十津川から R168で新宮へ。今日は海岸で野宿だ。その前に「宗像眼科」に寄った。 やはり眼鏡レンズの 破片が残っていたそうだ。◆海岸で、焚き火をしつつ酒盛り。 なかなかいいところだ。
◆四日め。海岸沿い(R42)を走って太地へ。クジラ博物館を見学。◆潮岬で 昼食。ビール。昼寝。ちっとも先に進まない。白浜では露天風呂に入る。夜は どこかの空き地に泊まらせてもらった。
◆五日め。和歌山へ。サウナに入って汗を流す。地元の漁師さんと間違われる。 私は髪が短くて色が黒いのです。久しぶりに野菜を摂取しよう、ということで フォルクスでサラダを山のように食べる。夕食は和泉大津で「うどんすき」 。しょうへいは仕事の都合でフェリーに乗る。私はまだ走りたい。 ◆大阪市内のコンビニでパンツやタオルを補充し、あてもなく高速道路 に乗る。夜はなんだかよくわからんPAに泊 まった。
◆六日め。起きてみると、私のテントの隣にもライダーが。エスプレッソを 沸かし、二人で飲む。なんだか北に行きたくて、北陸道へ。雨だ。 ◆魚津に親戚がいたことを思い出し、土砂降りの中、富山を目指す。気温は ぐんぐん下がり、寒くなってきた。金沢で昼食。◆魚津では、ひさしぶりにイトコと 飲み明かしてしまった。
◆七日め。R8から見る山並みはとても奇麗だ。地元福岡の山は せいぜい1000メートルだから、こんな景色は滅多に見ることができない。 ◆と、ゆーことで山をめざす。R41を高山へ。しかし、今日は8月15日、 すごい人ごみだったのですごすごと退散。下呂温泉では静かな共同浴場を見つけ、 ゆっくり入ることができた。美濃加茂あたりまで南下し、野宿。山の中 なので静かなのだが、一人では寂しいので、ラジオのプロ野球を聞き つつビールを飲む。◆ バッファローズの試合が、平和台でやってて、なんだか無性に懐かしくなり、 明日帰ることを決意。基本的に軟弱なのである。
◆八日め。午前中は長良川のあたりを散策。関ヶ原を経由してフェリー 乗り場に着いたのは15:00ごろ。船の中は、やはりライダーが 多く、ビールを飲みながら盛り上がってしまった。◆名古屋のNSR氏、 岐阜のGS250FW氏、福岡のGSXR氏、
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おしまい
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