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R1100Rと私の運命的な出会い

高校生の時、「夏休みの補習授業に行く」と嘘をついて運転免許試験場に行きました。初めて運転免許証というものを手に入れたのです。試験場で合格した2週間後に警察署の剣道場(だったかな)まで行って受け取ったのを覚えています。原付免許です。78年のことでした。(わっ、もう20年も前の話だ)

そうして3年ほど原付バイクに乗ります。本田のXE50というオフロードバイクでした。行動範囲が広がって、とても気持ちが大きくなったのを覚えています。どこまででも行けそうな気がしました。そして実際に相当な遠くまで(と、言っても片道300キロぐらいですが)ツーリングにも行きました。

中型免許を取ったのは81年か82年ごろです。免許制度が変わったばかり(?)というショックもあり、とても「一発」では受からないと思いこんでいたので、自動車学校に通いました。「中免」をとってから乗ったのは、やはり本田のCB250RSZ(写真)というシングルのバイクでした。このバイクとともに、あちこち野宿しながらツーリングしてまわっています。とても乗りやすいバイクでしたが、走行距離が35000kmを越えた頃、整備をしてくれた販売店のオッサンがちょっと失敗してくれて、オイルだーだー漏れのエンジンになりました。

85年ごろ、バイク雑誌を見ていて、BMWのK1というバイクが目にとまりました。これが私とBMWとの運命の出会い(その1)です。

フルカウルの真っ赤なボディーに、でかでかと「K1」とデカールが施してあります。乗りたい!と思いましたが、当時は「鬼も裸足で逃げ出す限定解除」なんて言われるほど難しくて、夢のまた夢でした。すぐにあきらめてしまいました。

しばらくして、友人が限定解除に合格し、免許証を見せびらかしに来ました。友人からは「やればできるよ。今のうちしかないよ。試験場で講習会があっていて、それを受けたら一発で受かるよ。」というアドバイスをもらいました。講習会の参加費はとても高かったのですが、「K1に乗るためだ!」と、講習会に参加してみることにしました。

試験は2回目で合格。「講習会を受けたら一回で受かる」というわけにはいきませんでしたが、平均13回という当時の統計から見ても、ラッキーと言えるでしょう。

でも、K1までの道のりは、まだ険しいのです。やっぱりK1(ABSつき)は高い。しかも、初心者にBMWは無理、という思いこみもありました。

そこで、知り合いから本田のCB750F(B)(写真)を中古で譲り受けました。ハンドルとミラーはバリバリ伝説仕様でした。1万kmほどの走行距離でしたが、バリバリ伝説並みに回していたようで、エンジンはかなりヘタっていました。

そのCBは、2年ほどで手放し、CBR750Aeroを買います。36000キロほど乗りますが、残念なことに無理矢理な運転のタクシーと事故をおこします。交渉の結果、相手が100%出してくれることになったので、CBR600Fに乗り換え。そのころ、ニフティのパティオで知り合った友人たちとのオフに参加しました。それが私とBMWとの運命の出会い(その2)です。

ビッグバイクがゴロゴロしてたそのオフ会場で、BMWのK1100RSを見せてくれた友人が、甘い誘いをかけてくるのです。その後、ニフティのパティオでもことあるごとに私を誘います。霧に包まれフラフラになったころ、私はいつの間にか国道沿いのBMW正規ディーラーの前に立っていました。(おいっ)

何台もバイクを所有する余裕のない私は、通勤にも使えるバイクを買わなければなりません。試乗の結果、値段も折り合うR1100Rを選択したのでした。そのころ、嘘みたいに金利が安かったのも購入を決心した理由の一つです。(その分割払いももうすぐ終わります。)

と、いうわけで、私はBMWモーターサイクルのオーナーになったのでした。めでたし、めでたし。


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