空冷フラットツイン(ボクサー)4バルブエンジンは、排気量は1085CC。最大定格出力は80PS/6750RPMです。テクニカルブックレットによると(ここから先は持ち主もよくわからない用語が出て来るんですが)、エキゾーストバルブ部には油冷システム。ハイカムシャフト方式。バルブはタペットとプッシュロッドにより駆動。ウェットサンプ潤滑方式。
キャブレターはありません。ボッシュの燃料噴射装置がついてます。ブレーキはブレンボですが、スピードメータは日本精機。サスペンションはショーワです。(ありゃ、違ったっけ。あとで確認!)
過去の一時期BMW社は、ボクサーエンジンのモーターサイクルの製造をやめたことがあるのだそうです。かわりにKシリーズという縦置き直列4気筒のDOHCのエンジンを積んだモーターサイクルを作りました。スムーズに走るし、振動は少ないし、馬力はあるし、速いし。しかし、ボクサーのファンは黙ってなかったし、BMWとしても70年の伝統を簡単には捨てるわけにはいかんでしょう。それで、Rシリーズが復活します。そして最新型のRシリーズが、R1100シリーズです。
R1100シリーズには、フルカウル(またはハーフカウル)で、高速道路をぶっとばすって感じのRSと、ビッグオフローダーのGS、そして、カウルなしのモデルのわがRと。この3つが基本形です。
その後、レーサータイプでエキパイがえらいかっこいいSが出ました。次に出たのがCでしたっけ。007の映画にも出たんだそうですが、私は見てません。ハーレーもびつくりのアメリカンタイプです。もうひとつはRT。ツアラータイプ。こいつが似合うトシになったらぜひ手に入れたいものですな。
さて、私のRを紹介します。写真をごらんください。外観はこんな感じです。ずんぐりむっくりしていて、「カッコイイ」とは言えないバイクですね。すくなくとも、スマートな感じはしません。でも、すごく乗りやすいんです。外観ほど重さは感じません。重心が低いので取りまわしもラクチンです。
前から見ると、なんだかほかのバイクと違う、と感じませんか。それは、サスペンションです。アウターチューブが妙に長いのです。Rシリーズはフロントも一本サス(ヘッドライトの下に見えています)なんです。BMWテレレバーと言うそうです。
面白いのはシート高が3段階に変えられること。私のような短足にはとても役立ちます。地味なギミックだけど「ついててよかった」なのはステアリングダンパーですね。ネイキッドバイクなのに、高速道路でとても安定した安心感のある走りをしてくれます。
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