DirectXで遊ぼう | 上のページ |
現行バージョンであるDirectX6.1では以下のような機能を搭載しています。
DirectXはWindowsNT4.0以降やWindows95OSR2以降では標準でセットアップされています。
- DirectDraw
2D描画を目的としたインターフェースです。
ソフトウェアで推奨するスクリーンモードでなくても、プログラム自身が任意に切り替える事が可能なために、 ユーザー自身がスクリーンを繰り替えるという動作が不要になりました。
この機能に対応したビデオカードは既に多くのマシンに搭載されているので、 これからのゲームにおいては当たり前のテクノロジーなりました。
Windows98ではマルチモニター機能が使用でき、多画面モードのゲームもちょこちょこ登場しています。
- Direct3D
DirectDrawに3D機能を搭載したインターフェースです。
最近のビデオカードには3D機能を搭載している物が多いので、 バーチャファイターといった3Dポリゴン格闘ゲームも高速に動作する事が可能になります。
- DirectSound
今まではMCIによる再生を行っていたのですが、これでは最大1音しか再生できず、 またファンクション呼び出しから実際の再生に至るまでの時間がやや長いために、アクションゲームのようないろんな所から音が飛び交うようなゲームを実現することは不可能でした。
Windows 3.1時代にWAVEMIXというインターフェースがリリースされたのですが、 更にハードウェアミキシングを可能にしたインターフェースとなりました。
他に周波数変更,パン,ループ再生等があり、より豊かなサウンド表現が可能となりました。
- Direct3DSound
音の再生方法を空間という概念を採用する事によって、立体的なサウンド再生を行う事ができるようになります。
後から音が聞こえるという感覚は、1度はまったら抜け出せないかもしれません。
- DirectMusic
従来のMIDIファイルの他、DLSというファイルにも対応した演奏機能です。
ソフトウェアMIDIを内臓しているので、高価なMIDI音源を購入しなくとも同様の音質を再現する事が可能です。
単なる楽器の再生に留まらず、様々なエフェクトを与える事ができます。
- DirectInput
今までキーボード、マウス、ジョイスティックといった入力デバイスは全て別ファンクションで制御されていたのですが、それらを全て1つにしたインターフェースです。
これによって、プログラムでは統一された方法でデバイスを認識する事が可能になります。
また2軸3ボタンまでしか対応していなかったジョイスティックを5軸32ボタンにまで拡張し、 Nintendo64で話題になっているスティックにインパクトを与えるような物にも対応しました。
- DirectPlay
ネットワーク接続によって、対戦プレイを可能にしたインターフェースです。
モデム,インターネット,LAN等などのそれぞれのネットワーク機器の依存が無いために、 容易に接続ができるようになりました。
ウルティマオンラインはこの機能によって生まれました。
- DirectSetup
実際のソフトウェアとは関係ないかもしれませんが、DirectXのインストールを容易にするために用意されたインターフェースです。
これを実際のセットアッププログラムに組み込む(それも、1つの関数を呼ぶだけ)ことによって、複雑なDirectXのセットアップを簡単に済ます事ができます。
- AutoPlay
Windows95に標準で搭載されている機能です。
CD-ROMをセットする事によって、ソフトウェアを自動的に起動することができます。
もちろん、別途セットアップする事で常に最新の環境にする事はできます
しかし、できるだけ多くの環境に対応させたいと考えるのなら、こういった事も頭にとどめておくと良いでしょう。
WindowsNT4.0,Windows95OSR2: DirectX3a
WindowsNT5.0,Windows98: DirectX5
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