DirectXで遊ぼう | 上のページ |
DirectXを用いたソフトウェア開発を行うには、以下の環境が必要となります。
- Windows95/98/NT
まぁ当たり前と言えば、当たり前ですけど (^^)
ただ通常のソフトウェア開発と異なり、ゲーム等も快適に動作できる環境としてハードウェアを整えておく必要があるでしょう。 Direct3Dをやるなら3D対応ビデオカード、DirectInputならジョイスティックなどのように追加で必要な物もあります。
またコンパイラとSDKをインストールするには、通常よりも豊富なHDD容量が必要です。
ちなみにNT4.0を使用したケースですが、DirectX3-SDKまでしかドライバが対応していないそうです。
- Visual C++
V2.0以降なら大丈夫のようです。今なら最新版のV6.0でも、Learning Editionを選択すれば安価に購入する事ができます。
また6.0には、日本語版のDirectX5マニュアルが収録されています。
他の言語も使えますがいろいろと対応に問題があるので、これが最も無難な選択だと思います。
SDKにはInprise系のコンパイラ用ライブラリも同梱される事になったようです。
- DirectX SDK
DirectXによる開発で必要なライブラリ,ドキュメント,サンプルコードと、DirectXの再配布に必要なドライバをセットにした物です。
Microsoft DirectXホームページ(http://www.microsoft.com/directx/)に行けば、いつでも最新版を無料でダウンロードする事ができますが、 最近では開発者向け雑誌の付録CD-ROMで入手する事ができます。
現在の最新バージョンは、DirectX6.1です。
- その他
グラフィックツールやサウンドツール等、開発する物に合わせて必要な物もそろえておくと良いと思います。 プログラムのみを行い他の人にデータ作成を頼むという方法もあるのですが、最低限のツールは揃えておいた方がいいです。
また分からなくなったときにパソコン通信やインターネットといった環境を持っておくと、先人の知恵を借りる事ができます。 これがあると無いとでは心強さが断然に異なります。DirectXを解説している雑誌や解説書を購入する手もあります。
○私が使用するツール編
○リンク集 - 開発系サイト
- サウンドレコーダー
アレです、アレ。Windowsをインストールすると付いてくるアクセサリです。
馬鹿にして誰も使いそうに無いですが、実はもの凄く優れたツールであるのです。 特にサンプリング周波数変換を行うには、これよりもお手軽な物はありません。
録音周りと切り貼りのサポートがあったら、これだけでサウンド面は完璧と言えましょう。
- Cool Edit
外国のシェアウェアです。
操作が簡単でかつ、HDD容量が許す限り録音サイズがほぼ無限であるという所が良いです。
取り込んだ音を修正するだけでなく、ゼロから作り出す事もできるらしいですが、私には無理でした。
- SUPER KiD95
一通りの機能が揃っており、様々な画像フォーマットに対応しています。
付属のツールはデジタルカメラから画像を取り込む物や、3Dな修飾文字を作成する物、フォントあれこれと充実しています。
ドッターな人にも薦められる1本。
- Bitmap Resizer
最近見つけた、杏世さん制作のフリーソフトウェアです。 画像データをなるべく荒らさずに拡大縮小する事ができます。
このソフトウェアの良さは、他のツールと比べれば一目瞭然です。はい。
http://www.sainet.or.jp/~anze/
- OPTPiX
減色とレタッチを主とした画像処理ソフトです。シェアウェアです。
フルカラーから256色に変換する場合に他のソフトウェアでは劣化してしまう物ですが、 このソフトを使用するとほとんど劣化する事無く処理してくれます。
コンシューマ方面では鉄拳やFFでの減色にも採用されているそうです。
http://www.webtech.co.jp/optpix/
○おすすめ書籍 - 開発者向け雑誌編
○おすすめ書籍 - プログラミング本編
- Inside Windows(ソフトバンク刊)
Windowsプログラミングを志すなら、やっぱコレでしょう。
VC++(MFC),VB,VBA,Delphiはもとより、最近流行のRADツール関連の記事も扱っています。
「Windows Programming Tips」の連載がなかなか良いです。 タスクトレイ,非矩形ウィンドゥといった、普通の入門書では書いていないようなテクニックについての記事が書かれています。
また、各種SDKがいち早く入手できるのも魅力の一つでしょう。
- Cマガジン(ソフトバンク刊)
同じくソフトバンクです。う〜む、もしかすると私はソフトバンクの回し者かもしれん (^^;;;;
この雑誌はその名の通り、C言語を中心とした言語解説雑誌です。
でも最近は、JavaScriptなんかも扱っています。
毎年4月号からC言語入門の記事を12ヶ月に渡って連載しているので、 C言語を覚えたいと思う人は是非毎月購読する事をお勧めします。
- DirectDrawプログラミング(翔泳社)
DirectXの根本ともいえる、DirectDrawを詳しく解説した本です。
ひとつの機能だけに内容を絞っただけあって、内容は他の関連本よりも優れています。
平面グラフィックスを極めたい人の1冊。
- Windows95ゲームプログラミングDirectX入門(トッパン)
DirectX-SDKを収録しています。
MFCでプログラミングしている人にとって、DirectX解説書は難解かつ不可解な物だと思います。
何故ならそのほとんどが、SDKレベルで書かれている物ですから。
SDKの方がコード量が減るし見やすいという事もあるでしょうが、そのためにSDKの使い方を覚えるのも厄介かもしれません。
という訳で、この本はMFCからDirectXを扱う方法が解説されています。
DirectDraw,DirectSound,DirectPlayの3つについて扱っているので、この本だけでもプログラミングに十分な知識が得られます。
- Win32アニメーションプログラミング(ASCII)
DirectXを扱った本ではありませんが、DIBレベルでの描画テクニックを解説しています。
ダイアログでグラフィックを扱うなら、今でもDIBは使用するのでまだまだ使える本です。
ほとんどのサンプルプログラムがクラス化されており、さらに勝手に実装しても良い事になっているので、 使えそうな物はどんどん活用してしまうのもいいかもしれません。
- Direct3Dプログラミングガイドブック(翔泳社)
Direct3Zの作者である、Ryo Shi3zさんが執筆した解説書です。
今まで3Dに関して「わかりやすく」記述された本が雑誌等でしかなかった(書籍は出ていたが訳本でさらに高度な技術者でしか理解できないような内容だった)のですが、 これを読めば「もしかしてできるようになるのでわ?」という気にさせてくれる本です。
Direct3Zというライブラリを使うことで余計というか面倒な説明を省いてしまっているので、 本当に知りたい部分を知る事ができます。 もちろんその面倒な部分についての解説もあるので、あとで自分で100%アプリを構築する時にも使えます。
- メガデモを作ろう(ソフトバンク)
ハードウェアが無くても、コードを駆使すればここまでできる!という証明みたいな本です。
メガデモを作る上で最も重要である、高速でかつクールな画像エフェクトのテクノロジーを解説しています。 付録CD-ROMには、何本かのメガデモが収録されており、これがスゴイです。AT互換機を使用している方は是非見てください。
DirectXの書籍ではありませんが、画像エフェクトの最適化についてのテクニックが満載の本です。
HELを使うくらいなら高速な自作ルーチンで、という意欲的な人にお勧めな1冊です。
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