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グラフィックスやサウンド面においてハードウェアレベルで制御する事により、 ゲーム専用機に匹敵する動作を可能としたドライバセットです。
グラフィックス面においては、Windowsでは以下のような順番で試行錯誤が繰り返され、現在に至っています。
そして、次のステップとしてDirectDraw,Direct3Dが登場しました。
- GDI
マルチウィンドゥ上でグラフィックス描画する事を目的にしたインターフェース。
ハードウェアを制御するまでの道のりがとにかく面倒なのと命令セットが汎用性に富んでいる事が相成って、 ゲーム分野においてはあまり有効な手段とは言えませんでした。
- WinG
Windows 3.1上でゲームを走らせる事を目的としたインターフェースです。
グラフィックス領域を直接操作する事によって、高速な描画を行うことが可能というふれこみでリリースされました。
しかしながらDOSゲームのような高速動作は望めず、Windows95の登場によって一気にその存在は廃れました。
- DIBSection
Windows 95/NT3.51で新しく搭載された、WinGと良く似たインターフェースです。
WinGと違うところは、WinGが別途インストールが必要なのに対してDIBSectionではOS自身に搭載されている事にあります。
マルチウィンドゥを多用するゲームでは有効な手段とされており、これを使用したゲームは数多く存在します。
また、サウンド面においては以下のような順番に試行錯誤が行われました。
そして、次のステップとしてDirectSound,Direct3DSoundが登場しました。 DirectX6.1ではDirectMusicが搭載され、音楽面での強化も行われました。
- MCI
マルチメディアを提唱したときに開発されたインターフェースです。 open,play,stopなどの簡単なコマンド文字列を与える事によって、様々なマルチメディアデバイスを制御する事ができます。
しかし各コマンドの処理時間が重く、ゲームにおいてリアルタイムに効果音を出すなどの使用には耐えられない物でした。 また単一再生しかできないので、様々な効果音を重ねるとかステレオ再生などの機能もありません。
Windows95からPlaySound関数が追加されましたが、簡単に制御ができるだけで実際の処理に対する変更はありません。
- WAVEMIX
WinGと同時期にリリースされたDLLです。
これによってWindows3.1上で最大8音による効果音の同時再生が可能になりました。
ダイレクト(Direct)の名前通り、ハードウェアレベルでの直接制御を可能にしたインターフェースです。
初めはGame-SDKと呼ばれMSDN L2以上でしか入手できない物だったのですが、 最近はディベロッパ向けの雑誌で容易に入手できるようになりました。
バーチャロン、ディアブロといったゲームがパソコンそれもWindowsというマルチタスクOSで走るようになったのも、 このDirectXがあっての事です。
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