アイーダとアルヴィス |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
アルヴィスの腹心の部下にして…… はい。この設定大好きです(笑)トラナナ設定は使用するまいと思っていた私の思惑を見事に覆してくれました(笑) この二人には銀英伝のラインハルトとヒルダの関係を重ねてしまう私です。もし何事もなければ(というか、ロプト教の介入がなければ)無事にくっついていたかもしれないなあと思ってみたり。 恋愛感情に近い思いを抱いたのはアルヴィスが先のような気がします。アゼルにすら見せたことのなかった本心を看破されたことによって彼女への認識をその他一般から特別な存在に引き上げたのではないかと。もちろん、最初に目に入ったのはセイジとしてのその有能さであったに違いないのですが。アイーダにとってのアルヴィスはどう考えても上官の印象が大半だったでしょう。しかしアルヴィスの内面を垣間見ていくうちに母性本能が刺激された可能性は高いですな。 こちらでも、アルヴィスの過去は重要なファクターになってきます。母親が外に男を作って出て行った(やな言い方ですが彼にとってはそれが真実でしょう)、つまりは母親に捨てられた記憶は彼の中で女性に対する根強い不信感となって残ったに違いない。表向きは紳士でも内面では馬鹿にしていた可能性も高く。またさらに裏を返せば、心を許した相手に捨てられることに怯えるが故にさらに他人と距離をおこうとする。その壁を、(この時点で)唯一乗り越えることができたのがアイーダだったのではないかと思うわけです。で、とある事件をきっかけにまず身体から結ばれると(爆) しばらくは微妙な関係が続きます。そこに横槍を入れたのがマンフロイ。ロプトゥス復活のために彼とディアドラを娶わせる計画を練っていたマンフロイにとってアイーダは邪魔者です。そこで、何かとアイーダの悪口を吹き込む。最初は耳も貸さなかったアルヴィスも己の血筋を引き合いに出されると捨て置けません。そうこうするうちにアイーダは妊娠、それがマンフロイに知れることを恐れた彼女はアルヴィスに何も告げずに彼の下を離れてしまい、アルヴィスを落胆させてしまうのです。 絶望し自棄になったところへディアドラとの出会いを果たすアルヴィス。自分しか頼るもののないこの記憶喪失の少女の存在は、その容貌がどこか母に似ていたこともあって急速に彼の中に浸透していきます。逆に平時であれば(アイーダが側にいたのなら)これほどまでに簡単に篭絡されることもなかったかもしれません。そして子供を産んで後軍に帰参したアイーダは彼がようやく本当の理解者を得たのだと、自分ではやはり役不足だったのだと、納得してしまうのです。 以降の彼らは、本当にただの上官と部下としての会話しかしなくなっていきます。そして17年の月日が流れる中でアイーダはマンフロイの謀略により殺され、アルヴィスはその事実を知ることなく聖戦を迎えるのでした。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |