【京成杯】藤沢和軍団の不振に断!ジャリスコライト重賞初V
無敗コンビの力を見ろぉ! 北村宏司騎手に導かれたジャリスコライトが断然の1番人気に応えて重賞初V。藤沢和雄調教師は悲願の牡馬クラシック獲りに挑戦だ=撮影・金子貞夫 第46回京成杯(15日、中山11R、G III 、3歳オープン、別定、芝・内2000メートル、1着本賞金4000万円=出走11頭)単勝130円と断然人気のジャリスコライトが直線弾けるように伸びて完勝。朝日杯FS3着の雪辱を果たすとともに、年明けから続いていた関西馬の重賞連勝を「4」で止めた。タイム2分3秒2(稍重)。藤沢和雄厩舎は06年初勝利を所属の北村宏司騎手(25)の手綱で挙げた。3戦3勝のコンビは関東の期待を背負ってクラシック戦線を歩む。 ◇ 1番人気の朝日杯FSで3着に敗れたウップンを晴らし、ジャリスコライトが堂々の重賞初制覇だ。 「一本人気になっていましたからね。責任を果たせてホッとしました」。北村宏司騎手は顔に飛び散った泥を拭い安堵の笑みを浮かべた。道中は中団の6番手で折り合いに専念。直線入り口で馬群の外に持ち出すと右ステッキでGOサイン。力強いフットワークで急坂を駆け上がり、粘り込みを図る先行馬を一気に捕らえた。上がり3ハロン35秒2はメンバー最速。前日の大雨で緩んだ馬場(稍重)も苦にせず突き抜けた。 ![]() 「テンションが上がってしまうことだけが心配だったけど、落ち着いていたし、道中も上手に走ってくれた」。パートナーを称える北村宏は、ジャリスコとは3戦3勝。担当の三浦調教厩務員は重賞初制覇で、「もっと強い勝ち方を見せたかったけどね」と喜びを噛み締める。 今年は年明けの東西金杯から4つの重賞を全て関西馬が優勝。中山のメーンレースも5連勝中だったが、関東の人馬がやっと阻止した。昨年、11年ぶりにJRAリーディング首位から陥落した藤沢和雄調教師は、06年の初勝利が初の京成杯制覇。1月の重賞獲得は平成15年のAJCC(マグナーテン)以来で3年ぶりだ。昨年はエプソムC(スズノマーチ)まで重賞が獲れず、年度代表馬ゼンノロブロイの無冠など不本意だったが、今年は違う。 「去年は色々と残念なことがあったけど、いい結果を出せてよかった」。この日は日経新春杯にエルノヴァが出走していたため京都競馬場にいたが、電話を通じて喜びを語った。 この後は、美浦トレセン近くのミホ分場を経由し、宮城県の山元トレセンへ移動。始動戦は流動的だが、トライアルの弥生賞(3月5日、中山、G II 、芝2000メートル)か、フジテレビ賞スプリングS(3月19日、中山、G II 、芝1800メートル)のいずれかから皐月賞(4月16日、中山、G I 、芝2000メートル)→ダービー(5月28日、東京、G I 、芝2400メートル)の公算が大きい。 「きょうの走りなら距離が延びても大丈夫」と話す北村宏の今年の目標はG I 制覇。常勝軍団の主戦に指名されたデビュー8年目のヒロシとジャリスコライトが大きな夢に挑む。 (和田稔夫) ■ジャリスコライト父ファンタスティックライト、母チャンシースクウォー、母の父チーフズクラウン。栗毛の牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎所属。米国・ラニーメイドファームの生産馬で、馬主は吉田和美氏。戦績4戦3勝、重賞は初勝利。獲得賞金7877万7000円。G III 京成杯は藤沢和雄調教師、北村宏司騎手とも初優勝。 ★父も重賞初勝利ジャリスコライトの父ファンタスティックライトは’00、’01と2年続けてワールドチャンピオンに輝いた名馬。マンノウォーS、香港C(’00)、タタソールズゴールドC、プリンスオブウェールズS、愛チャンピオンS、ブリーダーズCターフと4カ国でG I 計6勝を挙げた。ジャパンC(平成12年)にも出走して、テイエムオペラオーの僅差3着に好走。現3歳世代が初年度産駒で、日本ではこの京成杯が重賞初勝利となった。 ★夢を広げる豪脚!トウショウシロッコ2着同舞台の未勝利戦を好タイムで勝って重賞挑戦となった5番人気トウショウシロッコは、ジャリスコライトに次ぐ上がり3ハロン35秒3の脚を駆使して1馬身1/4差の2着。吉田豊騎手は「勝った馬のそばで道中は運んで、折り合いもついていた。でも直線では力の差が出たね。向こうはすごく伸びていたから」と振り返り、「右にモタれる面があるので左回りの方がいいのかもしれない」と付け加えた。この2着で今後の活躍が楽しみとなった。 ★ネヴァブション連闘も問題なし3着寒竹賞3着から連闘で臨んだネヴァブションは、4角手前から大外に持ち出すと鋭く伸び、前で粘っていたシベリアンヒートをゴール寸前でかわし3着に突っ込んだ。「道中はずっと内にモタれ通しで、上がって行く機会を全部逃していた。あそこで早めに外に出して、もっとスムーズに運べていれば勝ち切るまであったと思う。でも走る馬だよ」。未勝利V以来の手綱を取った武幸四郎騎手は残念そうな表情を浮かべながらも能力と決め手の鋭さを再認識していた。 ★ディープウイング奇襲策及ばず5着予想外の逃げだった。ただ1頭の関西馬ディープウイングは、騎乗した後藤浩輝騎手が「マイペースで行けたし、4コーナーでは『勝っちゃうのかな』という手応えだったが、ラスト200メートルでパッタリ止まった」と話すほどだった。最後は3カ月半の休み明け(14キロ増)も影響して5着。しかし、後藤は「まだ粗削りだが能力は高い。きょうも1回使っていれば違ったんだろうけどね。いずれ(重賞Vの)チャンスはあります」と潜在能力を評価していた。 ★発馬直後のアクシデントが…ニシノアンサー8着「スタートで右トモを空振りしてバランスを崩したのが痛かった」。2番人気に推されたニシノアンサーに騎乗した菊沢隆徳騎手の表情は悔しさに満ちていた。アクシデントで本来の好発を切れずに道中は3番手の外を追走。折り合いはついていたように見えたが、直線でも伸びず坂下から後退して8着。「追い出してからさっぱり伸びてくれなかったし、きょうはこの馬の競馬ができなかった」と肩を落としていた。 |
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<払戻金>
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