【皐月賞】ディープインパクト、17頭抜き1冠!

まずは1冠!ディープインパクト もう、強過ぎるぜ! 牡馬クラシック第1弾・皐月賞(中山、芝2000メートル)は、武豊騎手(36)とコンビを組んだディープインパクトが、次元の違う走りで圧勝。単勝130円の1番人気に応え、無敗の3冠馬に向けて最初の関門を突破した。これまで数々の名馬に騎乗してきたユタカも「凄い馬」と賞賛するインパクト。史上最強馬伝説の序章にふさわしい圧巻Vを決めた。〔写真右:宙を飛ぶような走りで皐月賞を制し、無敗の3冠へ第1冠を奪取したディープインパクト。武豊騎手からも「凄い。パーフェクト」と賛辞が並んだ=中山競馬場=撮影・金子貞夫。同下:人差し指を立てて笑顔を浮かべる武豊。あとは無敗でダービーと菊花賞を勝つだけだ

★「凄い馬」武豊騎手興奮

 気合の一発だ。8万人を超える大観衆が見つめる中、無敗の3冠を目指すディープインパクトに、武豊騎手はデビュー4戦目で初めてムチをふるった。史上最強馬伝説の序章を象徴するシーンだ。

笑顔の武豊 外からマクリ気味に進出した4コーナー。インパクトの能力の片鱗を引き出すムチに、愛馬も瞬時に応えた。空を飛ぶような走りで、後続を置き去り。ゴール前は手綱を緩める余裕で、2馬身半差。完勝だ。デビュー2戦の圧勝とは対照的に、前哨戦の弥生賞がクビ差“辛勝”。体重の軽さ、多頭数競馬の経験がないこともあり、本番を不安視する声もあったが、ケタ外れの能力を見せ付けてクラシックの第1冠を勝ち取った。

 「強い。凄い馬。パーフェクトです」。皐月賞3勝目を飾ったユタカ。しかし、勝利インタビューでは、その表情は青ざめて見えた。デビュー前からクラシックを期待されるSS産駒の逸材は、走るごとにその期待が大きくなる。この日は単勝130円。同じSS産駒で無敗で皐月賞馬となったアグネスタキオンと同じだ。勝って当然というプレッシャーから解放された安堵感が、レース後のユタカを支配していた。「これだけの大舞台で、ファンの皆さんの期待を背負って責任重大でしたから。ホッとしました」という言葉には、実感がこもっていた。レースは、スタートでつまずき最後方。場内からどよめきが起こる。「ヒヤッとしました。ノーリーズン(14年菊花賞でスタート直後落馬)のことがありましたからね。でもまだ2000メートルあるから」と、じっくりと構えた。スタンドから轟音のような歓声。それでも動かない。向正面で位置取りを上げて3コーナーで中団。そこから一気に先行集団に近づき、4コーナーへ。「気を抜いて手応えが一瞬なくなったので」。ユタカにとっても初体験となる、ムチで叩かれたインパクトの反応。「驚いたみたいですね。すぐに反応しましたよ」と振り返ったが、「直線の脚は本当にすごかった。あの後もムチを2発ほどいれたけど、最後は流すようにするだけでよかった」と想像以上の反応に上機嫌だ。

★21年振りの無敗3冠馬へ

 「この馬に出会えて良かった。ファンの皆さんも、ディープインパクトがダービーを圧勝するところをみたいでしょ?」。レース前、慎重に言葉を選んできたユタカの口から、ダービー勝利宣言まで飛び出した。ダービー(5月29日、東京、GI、芝2400メートル)、菊花賞(10月23日、京都、GI、芝3000メートル)もノンストップで制圧。シンボリルドルフ以来、21年ぶりの無敗の3冠馬誕生−。この衝撃は、誰にも止められない。

柴田章利
★ディープインパクト
 父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア、母の父アルザオ。鹿毛の牡3歳。栗東・池江泰郎厩舎所属。北海道早来町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人氏。戦績は4戦4勝。獲得賞金は2億1293万1000円。重賞は平成17年弥生賞(GII)に次いで2勝目。池江泰郎調教師は平成14年ノーリーズンに続き皐月賞2勝目。武豊騎手は平成5年ナリタタイシン、12年エアシャカールに続き3勝目。

★無敗の皐月賞馬と3冠成績★
年度 馬名
S16 セントライト <1> <1>
 17 アルバイト
 26 トキノミノル <1>
27 クリノハナ <1>
 29 ダイナナホウシュウ <1>
 35 コダマ <1>
 39 シンザン <1> <1>
 48 ハイセイコー (2)
 49 キタノカチドキ <1>
51 トウショウボーイ
 59 シンボリルドルフ <1> <1>
 60 ミホシンザン <1>
H 3 トウカイテイオー <1>
  4 ミホノブルボン <1> (2)
13 アグネスタキオン
17 ディープインパクト
【注】ダはダービー、菊は菊花賞。は最短の4戦4勝で優勝。ハイセイコーは地方で6戦6勝後に中央入りし3戦3勝でV


2005年3回中山8日( 4月 17日) 11R
第65回 皐月賞(GI)
サラ系3歳 2000m 芝・右
牡・牝(指定) オープン 定量
本賞金: 9700、 3900、 2400、 1500、 970万円 発走 15:40
天候:晴  芝:良 
着順 馬番 記号 馬名 負担
重量
騎手 タイム 着差 馬体重 調教師 単勝
人気
1 7 14 (市) ディープインパクト 3 57.0kg 武豊 1:59.2   444Kg -2 池江泰郎 1
2 5 10   シックスセンス 3 57.0kg 四位洋文 1:59.6 2 1/2馬身 448Kg -4 長浜博之 12
3 8 16   アドマイヤジャパン 3 57.0kg 横山典弘 1:59.8 1馬身 482Kg +2 松田博資 3
4 2 3 (市) マイネルレコルト 3 57.0kg 後藤浩輝 2:00.0 1 1/2馬身 460Kg +10 堀井雅広 2
5 1 1 (父) アドマイヤフジ 3 57.0kg 福永祐一 2:00.0 クビ 520Kg +2 橋田満 8
6 4 7   ペールギュント 3 57.0kg 池添謙一 2:00.0 アタマ 500Kg -8 橋口弘次郎 9
7 8 17 (父) スキップジャック 3 57.0kg 勝浦正樹 2:00.2 1 1/4馬身 484Kg +4 高橋裕 14
8 8 18 (父) ダンスインザモア 3 57.0kg 蛯名正義 2:00.2 クビ 498Kg +4 相沢郁 5
9 7 13   ローゼンクロイツ 3 57.0kg 安藤勝己 2:00.3 クビ 462Kg 0 橋口弘次郎 4
10 1 2 (父)(市) トップガンジョー 3 57.0kg 小牧太 2:00.3 ハナ 486Kg -8 和田正道 13
11 6 12   タガノデンジャラス 3 57.0kg 安田康彦 2:00.4 3/4馬身 450Kg +2 松田博資 11
12 3 5   ヴァーミリアン 3 57.0kg M.デムーロ 2:00.4 クビ 490Kg +2 石坂正 7
13 3 6   ビッグプラネット 3 57.0kg 柴田善臣 2:00.6 1 1/4馬身 464Kg +4 南井克巳 6
14 4 8 (市) ストラスアイラ 3 57.0kg 吉田豊 2:00.6 クビ 470Kg -8 小島茂之 18
15 6 11 (父) パリブレスト 3 57.0kg 田中勝春 2:00.7 1/2馬身 470Kg 0 小島太 16
16 2 4 (外) コンゴウリキシオー 3 57.0kg 藤田伸二 2:01.0 1 3/4馬身 486Kg -10 山内研二 10
17 7 15 (外) エイシンヴァイデン 3 57.0kg 武幸四郎 2:01.3 1 3/4馬身 476Kg +8 瀬戸口勉 17
18 5 9   ダイワキングコン 3 57.0kg 北村宏司 2:01.4 1/2馬身 444Kg -4 増沢末夫 15

ハロンタイム  12.1 - 11.0 - 11.9 - 12.2 - 12.4 - 12.6 - 12.5 - 11.8 - 11.4 - 11.3
上り  4F 47.0 - 3F 34.5
1コーナー  6(4,15)9-(16,11)(5,18)17(2,3)(7,10)-1(8,13,14)=12
2コーナー  6,4,15,9,16,11(5,18)17,3(2,10)(7,1)13(8,14)-12
3コーナー  6(4,15,9)(16,11,3)18(5,17,14)10(2,1,13)7(8,12)
4コーナー  (*6,4,15,3)(16,9)(11,18)14(5,17,13)10(2,1)(7,12)8

<払戻金>
単勝 14 130円 1番人気
複勝 14 110円 1番人気
10 1,030円 12番人気
16 220円 3番人気
枠連 5-7 2,880円 10番人気
馬連 10-14 5,830円 14番人気
ワイド 10-14 1,840円 20番人気
14-16 280円 1番人気
10-16 7,020円 56番人気
馬単 14-10 6,100円 17番人気
3連複 10-14-16 14,280円 39番人気
3連単 14-10-16 70,780円 176番人気