| 【共同通信杯】ストーミーカフェ、58キロ克服“圧逃”
あれだけ過酷と騒がれた58キロの斤量も、終わってみれば絶対能力の違いを見せつけるエッセンスでしかなかった。朝日杯FS2着馬ストーミーカフェが、余裕すら感じさせるレース運びで今年初戦を圧勝。完璧なレース運びで、春への期待を膨らませた。 「58キロ?この時期には厳しい斤量だし、負けるとしたらそこかなと思っていた。でも、馬が上手に競馬してくれたし、頑張ってくれたよ」。酷量を感じさせない走りを見せたパートナーに、四位洋文騎手も頭を下げた。クラシックでさえ57キロしか背負わない3歳馬が、今の時期に58キロを背負うメリットは少ない。別定の見直しを求める声や、出走の是非を問う周囲の声もあったが、すべてを黙らせたストーミーには、「強い」の一語しか浮かばない。 しかも、斤量という敵だけでなく、自分という最大の敵をも乗り越えたのだから価値がある。ハナを奪うのはいつも通りながら、前半1000メートルを57秒4で通過した朝日杯のような暴走ではなく、マイペースの60秒ジャスト。直線も、後続の追い上げを待ってスパートし、あっさりと突き放して見せた。ゴール前から手綱を緩めながら、1分47秒8のタイムも優秀だ。四位騎手には、京都に出張した小島太調教師から「強気に行け」と指令が飛んでいたが、強気の中にも賢さを兼ね揃えた大人のレースができたのは何よりの収穫だ。 「本当に落ち着いていたね。返し馬も完璧にできたし、普段乗っている良太さんのおかげだよ」と四位騎手は、最大の功労者として調教パートナーの小島良太調教助手の名を挙げた。その小島良助手も、「あの馬のペースに合わせて、急かさずに納得させながら調教してきた。やってきたことがそのままできたね」と目を細める。今月19日で65歳の定年を迎える担当の清水紀之厩務員を含めた厩舎一丸の努力が、最終的には58キロの斤量を打ち破ったともいえるのではないか。 今回の内容次第では、今後マイル路線を考える必要もあったが、これだけ完璧な走りができればクラシック参戦を迷う理由はない。第1弾の皐月賞(4月17日、中山、GI、芝2000メートル)へ向け、もう一戦挟むかどうかは未定だが、主役の座を争うことは間違いなさそうだ。 (越智 健一)
★58キロでV 春の3歳重賞で58キロを背負った馬が勝利したケースは、ダービー以前に限定すると、昭和30年毎日杯のヤサカ、63年京都4歳特別のオグリキャップ、平成4年京都4歳特別のヒシマサル、8年中日スポーツ賞4歳Sのスギノハヤカゼ、11年アーリントンCのエイシンキャメロンに続く6頭目。ストーミーは、EキャメロンのアーリントンC(2月28日)を上回り、もっとも早い時期に58キロを克服した馬となった。 なお、共同通信杯で58キロを背負った例は今回が初。他馬との斤量差は、6年に57キロで勝ったナリタブライアンと同じ2キロだが、一昨年から3歳馬の馬齢重量が1キロアップして56キロとなったため58キロになった。この別定重量に、“クラシックでも57キロなのに、それより早い時期に58キロとは、有力馬に出るなというようなもの”など批判や疑問の声も上がっている。その点について、JRAは「関係者も事前に58キロと知っていて出走させているわけですから何とも言えませんが、ファンの反応などを見てみたい」とコメントしている。 |
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