◆フィリーズレビュー(桜花賞TR、10日、阪神11R、GII、3歳牝馬OP、芝1400)

サクセスビューティ逃げて3戦3勝

サクセスビューティがフィリーズレビュー優勝 桜花賞トライアル最終戦は、藤田伸二騎乗の伏兵サクセスビューティが、好スタートから1分21秒6(良)の好タイムで逃げ切った。これで逃げたレースは3戦3勝。混線・桜花賞のペースの鍵を握る有力馬として一気に浮上してきた。1番人気キタサンヒボタンは3着。2着キョウワノコイビトと3頭が、桜花賞の優先出走権を取得した。〔写真:SSの娘サクセスビューティが、藤田を背にまんまと逃げ切って桜へ名乗り

 名誉挽回への渾身の逃げが、見事にはまった。控える競馬となったクイーンCで13着に大敗し、7番人気と評価を下げていたサクセスビューティが、自分の形に持ち込み、改めて高能力をアピールした。

 「地方の馬(トゥインチアズ)が行くかと思ったけど、うまく逃げることができたからね。先頭に立って、落ち着いた時にはいけると思ったよ」。自らの競馬を貫いて、記念の重賞50勝目を飾った藤田騎手が、会心の笑みをもらす。周りの馬を気にする怖がりな面は残るが「元々能力はある馬」。他馬を気にせずに逃げた時は、3戦3勝という完璧な成績がその証明だ。

 山内厩舎&藤田騎手の牝馬クラシックといえば、一昨年のオークス馬シルクプリマドンナが記憶に新しい。タイプは違うが、サクセスにも大きな期待がかかってくる。「本番はマークも厳しくなるだろうからね。楽ではないと思うけど、頑張るよ」。もちろん、桜の舞台でも果敢にハナを狙ってくるはずだ。

 チューリップ賞、アネモネS、そしてフィリーズRと3トライアルすべてで人気馬が総崩れとなり、ますます混戦の度合いが強くなった桜花賞戦線。どの馬が主役となるのか、まったく読めない状況にあるが、サクセスには自分のスタイルがある。展開面はもちろんだが、レース全体のカギを握る存在となることは間違いないだろう。

 
★サクセスビューティ
父サンデーサイレンス、母アワーミスレッグス、母の父デピュティミニスター、黒鹿毛の牝3歳。
栗東・山内研二厩舎所属。北海道・新冠のタニグチ牧場の生産馬で、馬主は高嶋哲氏。
戦績7戦3勝。重賞は初勝利。総収得賞金8353万7000円。
山内調教師は平成4年ディスコホールに次ぐGIIフィリーズレビュー2勝目、藤田伸二騎手は初勝利。

★キョウワノコイビト、2着争いハナ差制す

 キョウワノコイビトは、直線叩き合いとなった2着争いをハナ差制して勝負根性を見せた。

 道中は好位キープの理想的な競馬。「内々を回るのはイメージ通り。ただ、追い出してからフワフワして、伸びきれなかった。でもこの馬の力は引き出せたと思う」と福永騎手。また山本調教師は「きょうはだいぶ落ち着いていた。権利も取れてホッとした」と安堵の表情。キャリア4戦、混戦の桜戦線に新たなヒロイン候補が誕生した。

★キタサンヒボタン本番に手応え

 1番人気に推されたキタサンヒボタンは3着。追い切りの動きが悪く不安がささやかれたが、合格点の内容だった。「うまく運べたけど、勝ち馬のペースにやられたね。相手がしぶとかった」と須貝騎手は悔しがったが、桜花賞への手応えはしっかりつかんだ。「今年の牝馬は混戦。ボクの馬はそのうちの有力な1頭。本番では巻き返したいね」と、自分に言い聞かせるように雪辱を誓った。

★ブルーリッジリバー前残りに泣く

 関東馬ブルーリッジリバーは鋭い末脚を駆使したが、前残りの展開に泣いて4着。「今週から仮柵が外れ、内から3頭ぶんくらいの馬場が良かったから前が全然止まらない。それを考えれば強い競馬ができたと思う」と四位騎手。小島太調教師も、「ウチの馬が1番強かったろ? これで自信が持てたよ」と本番への手応えはつかめた様子だ。今後も、本番まで栗東に滞在して調整を続ける予定。

★カネトシディザイア末脚不発7着

 2番人気カネトシディザイアは末脚を発揮できずに7着に敗れた。「(仮柵が取れた)この馬場で多頭数の外枠はつらい。直線の坂で止まった。阪神が合わないのかな」と河内騎手。田中章調教師は「2カ月開いたのが影響した」と本番での変わり身に期待だ。

レースを終えて
◆武幸四郎騎手
(ブライアンズイブ5着)
「よく走っているけど、権利(3着以内)を取りたかった」
◆石橋守騎手
(スパイシードール6着)
「前が崩れる展開になってほしかった」
◆安藤勝己騎手
(ストロベリードール8着)
「それなりにはジワジワきている。もう少し気合をつけて行かなければダメなのかな」
◆松永幹夫騎手
(ウィルビーゼア9着)
「きょうは行きっぷりが悪かった」
◆吉原寛人騎手
(トゥインチアズ12着)
「(逃げる予定が)出遅れてしまった。中間けいこがきつかったのか、結果を出せず残念」
◆小池隆生騎手
(エイシンスペイン13着)
「トモがしっかりしてこないと…」



2002年1回阪神6日( 3月 10日) 11R
第36回 報知杯フィリーズレビュー(GII)
サラ系3歳 1400m 芝・右
牝(指) オープン 定量
本賞金: 5200、 2100、 1300、 780、 520万円 発走 15:45
天候:曇  芝:良 
着順 馬番 記号 馬名 負担
重量
騎手 タイム 着差 馬体重 調教師 単勝
人気
1 6 11
サクセスビューティ 3 54.0kg 藤田伸二 1:21.6   486Kg -4 山内研二 7
2 3 5
キョウワノコイビト 3 54.0kg 福永祐一 1:21.8 1 1/2馬身 436Kg 0 山本正司 5
3 1 1 (父) キタサンヒボタン  3 54.0kg 須貝尚介 1:21.8 ハナ 464Kg -6 須貝彦三 1
4 7 13 (父) ブルーリッジリバー 3 54.0kg 四位洋文 1:22.0 1馬身 442Kg -2 小島太 3
5 3 6
ブライアンズイブ  3 54.0kg 武幸四郎 1:22.0 ハナ 422Kg -2 大久保正陽 9
6 4 7
スパイシードール  3 54.0kg 石橋守 1:22.1 1/2馬身 434Kg -4 北橋修二 16
7 8 15 (父)(市) カネトシディザイア 3 54.0kg 河内洋 1:22.1 クビ 440Kg +2 田中章博 2
8 4 8 (父)(地) ストロベリードール 3 54.0kg 安藤勝己 1:22.3 1馬身 438Kg +2 本郷一彦 10
9 5 10
ウィルビーゼア   3 54.0kg 松永幹夫 1:22.4 3/4馬身 450Kg -10 加藤敬二 4
10 2 4 (市) シュテルンプレスト 3 54.0kg 渡辺薫彦 1:22.5 クビ 420Kg -2 坪憲章 15
11 2 3
マチカネテマリウタ 3 54.0kg 幸英明 1:22.5 クビ 426Kg -2 西園正都 11
12 5 9 (市)[地] トゥインチアズ   3 54.0kg 吉原寛人 1:22.9 2 1/2馬身 488Kg -6 松野勝己 6
13 6 12
エイシンスペイン  3 54.0kg 小池隆生 1:22.9 クビ 438Kg -2 加用正 8
14 7 14
ホクセツクィーン  3 54.0kg 吉田稔 1:23.2 2馬身 436Kg +8 白井寿昭 12
15 8 16
タイフィール    3 54.0kg 小林徹弥 1:24.1 5馬身 436Kg -8 宮徹 14
16 1 2 (父) ランディスティニー 3 54.0kg 池添謙一 1:25.1 6馬身 484Kg -2 領家政蔵 13

ハロンタイム  12.0 - 10.4 - 11.6 - 11.7 - 11.8 - 11.3 - 12.8
上り  4F 47.6 - 3F 35.9
3コーナー  11(1,2,12)(5,6,10,16)(3,4,9,15)13,14(8,7)
4コーナー  11(1,12)(5,6)(2,10)(3,4,9,16,15,13)8(7,14)

<払戻金・給付金>
単勝 11 1,640円 7番人気
複勝 11 460円 8番人気

05 260円 5番人気

01 200円 2番人気
枠連 3-6 1,700円 11番人気
馬連 05-11 6,680円 28番人気
ワイド 05-11 1,970円 30番人気

01-11 1,570円 20番人気

01-05 900円 8番人気