DIARY

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    7月24日 2007
    
おそるべし!
    20日の夕方に、自転車でしたたかに転んだ。
両腕を地面ですりむいて、血まみれで診療所に行った。
(仕事に行く途中の出来事なので・・・。)
診療所では、消毒などは一切しないで、
抗生剤も一切使わないで
水道水で洗って、
ディオアクティブという創傷保護材を貼った。
けっこう傷はひどくって、
ディオアクティブの端から血がにじみ出て、したたっていた。
ところが、
昨日の夜がマル3日目であるが、
もう、ほとんど治っている。
痛みも、数時間だけで、
あとは傷口に触れたとき以外は痛くなかった。
ディオアクティブは、その日の分しかなくて、
(貼りっぱなしで数日行けるのだが)
翌日に運動して、汗ではがれてしまって、
しょうがないので、
アズノール軟膏をべったり塗って、
上からサランラップをかぶせてテープで留めた。
そうして、下の写真が昨夜の状態である。
もうほぼ治っている。

  


  何も、僕の治癒能力が「おそるべし!」なのではなくって、
新しい創傷治療法が「おそるべし!」なのである。
普通は、順調にいっても1週間はかかるのに・・・!

こんな事なら、傷したときの写真も撮っておけば良かった!
でも、その時は、痛いやら、腹立たしいやらで、
とてもそんな余裕はなかった。

理屈は、シンプルである。
1.まずは感染対策。
昔はアメリカ式の考え方で
細菌はすべて絶滅させて無菌にするように消毒をした。
今は、
所詮皮膚の上をいくら消毒したって、細菌は生えてくる。
だから、細菌を消毒して傷の創面にダメージを与えるよりは、
細菌が繁殖しやすい挫滅組織を除去する。
簡単に言えば、水でしっかり洗う。
2.傷口の状態対策
昔は、ガーゼを当てて傷口を乾燥させた。
今は、
傷口に出てくるグジュグジュの汁の中には、
痛んだ組織を再生させる細胞成長因子など
傷を治すために必要なさまざまな因子が
いっぱい入っているので、乾燥させてはいけない。

結果は、驚異的に治った!
(内科なので、自分の傷や、何かのついで以外では外傷は診ない。)



     7月 6日 2007
     
さぼり癖?
     ついつい、日記が週記からあげくは月記に
なってしまいそうな今日この頃・・・。
言い訳ですが、
けっこう忙しい毎日なのです。
なんだか、仕事が終わる時間が毎日遅くて、
(あっ、けっして繁盛してるわけではありません。
 只単に、診察が鈍くさいのと、うつ傾向の方が増えてきて、
 時間をかけて話を聞く必要があるから、結局そうなるのですが・・・。)
さらに、追い打ちをかけるように、講演依頼をされてしまって、
(近所の老人会なのですが、頼まれると、断る理由が無くて、
 日頃御ひいきに?してくださっているので、
 恩返しに、何かお役に立つことをしゃべろうと、肩に力が入るほどに、
 構想はあっちこっちにちりぢりになってしまっている状態なのであります。)
その上、遊びには手を抜かないタイプなので、
海には行かないといけないし・・・。

さらに、告白しますと、
8月にトライアスロンにデビューしようなんて目論んでいるので、
体力作りや、いろんなグッツの選択に
余念がない毎日なのであります。

  老人会の時にしゃべるネタのスライドを作っていて、
ふと気がつくと、
脳梗塞の見逃してはいけない初期症状について、
まだ、ここにアップしてないことに気がついて、
コラムに載せようと思い立ったわけであります。


    脳梗塞の前触れ


1.身体の片側がしびれる。
  あるいは、片方の手足に力が入ら  ない。

2.足がもつれて歩けない。

3.ろれつが回らない。

4.人の言うことが一時的に理解でき  ない。

5.ものが二重に見える。

6.一方の目が見えなくなる。
  あるいは、視界の半分が見えない。

7.食べ物が一時的に飲み込めない。


上記のいずれかの症状が一つでも出たときには、
たとえ
回復していても、放置しないで、

必ず相談してください。



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