Trine Rein
Finders Keepers
Adult Contemporary
Release Date: 1991
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 40:57
Index: 3731
Stereo; ADD





















Finders Keepers (1991) (10 tracks)  40:57
01  Just Missed The Train  04:50
02  Stay With Me Baby  04:10
03  I Just Wanna Hold You  04:49
04  I Need A Break  03:32
05  You're All Mine  03:10
06  Yesterday's Forever  04:23
07  Summernight Magic  03:52
08  Gypsy Heart  03:37
09  So You Win Again  04:28
10  Bad News Travels Fast  04:06
1991
Purchase Date: 2006/03/20
Store: Other
Studio: Stocksund Recording
Producer: Ole Evenrude
Label: EMI Records
Cat. Number: 7243-8-27734-2-9

このアルバムも近くのGEOで180円で仕入れたものです。
ジャケットに写るTrineの胸の谷間がセクシー過ぎて眩しいくらいですが、アルバムに収められている曲を聴いて、それ以上にノックアウトさせられました。このアルバムも180円に対する費用効果は最高です。
いわゆる、女性ポップスだと思っていたのですが、1曲目を聴いて、そんじょそこらの女性ヴォーカルとは違うということを認識したわけです。これは紛れも無くロック・アルバムだと思いましたね。
それもその筈で、プロデューサーがSWEDISH EROTICAやJIM JIDHEDなどのメロディック・ロック系のアーティスト、さらにはTHE TUESDAYSなどを担当しているOle Evenrudeなんですから。
で、このアルバムはというと、多分にTHE TUESDAYSにも通じるパワーポップ的な音だと思います。メロディの良い曲が多く、かなりハイ・レベルなアルバムだと思いますね。
1曲目の"Just Missed The Train"はホント最高のパワーポップのバラードといった感じの曲で、マイナー調のメロディが琴線に触れてきます。歌唱力のある力強いTrineのヴォーカルも最高です。この曲はかなりお薦めの1曲です。
2曲目の"Stay With Me Baby"もメロディアスなバラード・ナンバーです。これもかなりいかした曲で、云う事無しですね。それにしてもCDで聴く限りでは、Trineのヴォーカルは最高です。
3曲目の"I Just Wanna Hold You"もパワーポップしたメロディ最高のナンバーです。メロディは1曲目以上かも。ヒット性抜群のナンバーです。1991年に発表されたこんな良い曲を今まで知らなかったことが不思議なくらいです。
4曲目の"I Need A Break"は力強いTrineのヴォーカルが聴けるロック・ナンバーです。これが、その辺の女性ポップスと違うところでして、Trineは紛れも無く女性ロック・ヴォーカリストです。
5曲目の"You're All Mine"はTrineのペンによるナンバーです。バックの音もハードポップ調で、このナンバーでもTrineのヴォーカルはご機嫌です。
6曲目の"Yesterday's Forever"はとても洒落たポップ・ナンバーです。ダンサンブルなバック・ミュージックに乗るTrineのヴォーカルがなかなか良いと思いますよ。
7曲目の"Summernight Magic"は同じスウェーデン出身のABBAの大ヒット・ナンバーの"Dancing Queen"にビックリするくらいそっくりなナンバーです。この曲もかなりお薦めです。
8曲目の"Gypsy Heart"は大人っぽいTrineのヴォーカルにいかれてしまいそうなナンバーです。歌は、ホント、うまいです。
9曲目の"So You Win Again"はRuss Ballardの曲で、この辺の選曲は誰の好みなのでしょうか?Trine本人でしょうか、それともプロデューサーのOle Evenrudeでしょうか。オリジナル曲がもちろん良いのでしょうが、それにしても、ピッタリと嵌っているのが妙に良いですね。
ラスト・ナンバーの"Bad News Travels Fast"はあのPLAYERがオリジナルの曲で、1981年に発表された"ROOM WITH A VIEW"に収められていたナンバーです。この曲もオリジナルがとても良く出来た曲でしたが、Trineのヴォーカルによるこのナンバーも素晴らしい出来となっています。

それにしても、このアルバムですが最高の出来です。それを180円で手に入れたわけですから、もう何も云う事はありません。
Amazonのマーケットプレイスでも1円から売っているみたいですので、パワーポップやメロディックロックさらにはAORなどを良く聴くメロディック派は是非聴いてみて欲しいですね。先ず、損をすることは無いでしょう。