Trillion
Clear Approach
Hard Pop
Release Date: 1980
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 37:42
Index: 395
Stereo; ADD
Clear Approach (1980) (9 tracks)  37:42
01  Make Time For Love  03:22
02  Love Me Anytime  03:38
03  I Know The Feeling  04:46
04  Make It Last Forever  05:11
05  Promises  03:54
06  Cities  04:26
07  What Can You Do?  04:05
08  Clear Approach  03:46
09  Wishing I Knew It All  04:34
1980
Ron Anaman : Bass
Frank Barbalance : Guitars
Thom Griffin : Vocals, Guitars
Pat Leonard : Piano, Keyboards
Bill Wilkins : Bass
Studio: Westlake Audio
Producer: John Boylan
Label: Epic/Sony Records
Cat. Number: ESCA-7715
このアルバムが発売された当時(1980年)、思わずジャケ買いした1枚でした。ジャケット見た瞬間、「カッコいいじゃん!」と、思わず手にしました。1stアルバムが出ているのを知らなかったので、当然、その時は未知のバンドでした。プロデューサーのJohn Boylanの名前しか知りませんでした。でも、「ジャケットは最高だよなー」ということで、迷わず購入。
家に帰り、早速レコードに針を落として、
1曲目"Make Time For Love"を聴いた瞬間、「Trillionって結構いいじゃん!」と思わず頷いてしまいました。そして2曲目の"Love Me Anytime"に移り、これが鳥肌モノで、一発でいかれてしまいました。このTrillion"Clear Approach"はそんな思い出のあるアルバムでした。CD化された時は、とてもうれしかったですね。
この
Trillionですが、TOTODavid Paichのように、バンド・メンバーのPat Leonard (Key)がサウンドの要となっているようです。このPat Leonardですが、後にMadonnaの作品のプロデュースするなどバンド解散後も音楽界で結構活躍している人物でもあります。
1曲目の"Make Time For Love"は、ハーモニーがいかしたメロディアスな産業ロック・ナンバーです。Thom Griffinのヴォーカルも最高にいかしてます。かなりお薦めの1曲です。
2曲目の"Love Me Anytime"はこのアルバムの一押しの曲です。Pat Leonardのピアノ・ソロから始まる最高のバラード・ナンバーで、メロディアス度も抜群です。Thom Griffinのヴォーカル、Frank Barbalanceのギター・ソロ、どれをとっても申し分ない曲です。
3曲目の"I Know The Feeling"も最高の産業ロック・ナンバーです。メロディ良し、ヴォーカル良し、バックの演奏良しの3拍子揃った曲です。この曲もかなりお薦めです。
4曲目の"Make It Last Forever"は、このアルバムの中で最もプログレッシヴなナンバーです。TOTO"Hydra"を連想させる曲です。Trillionのサウンドを良く著した1曲だと思います。
5曲目の"Promises"はこれぞ産業ロックといったナンバーです。バックのギター・ソロがご機嫌です。
6曲目の"Cities"Pat Leonardのピアノが最高のバラード調のナンバーです。メロディもとても美しく、お薦めの1曲です。Frank Barbalanceのギター・ソロも聴きものです。
7曲目の"What Can You Do?"は、アメリカン・プログレ・ハードといった趣の曲です。
タイトル・ナンバーの
8曲目の"Clear Approach"は疾走感溢れたナンバーで、プレグレ度も高い曲です。
ラスト・ナンバーの
9曲目の"Wishing I Knew It All"Pat Leonardのピアノ・ソロから始まるナンバーで、モロ、アメリカン・プログレ・ハードした最高の1曲です。この曲もお薦めです。

Trillionは、1978年に1stアルバムを出しており、この時のヴォーカルが元TOTOFergie Frederiksenが担当していたことで有名でしたが、私としては、この2ndでは、サウンド的にもThom Griffinの方が合っていると思います。また、この2nd1stより若干ポップになっていることと、曲の出来も1stよりかなり良いと思っております。すでに、廃盤となり、レア・アイテムとなっておりますが、産業ロック・ファンにとって必聴の1枚であることは間違いがないところであります。