Toto
Falling In Between
Hard Pop
Release Date: 2006/01/25
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 50:37
Index: 3044
Stereo; ADD






















Falling In Between (2006) (11 tracks)  50:37
01  Falling In Between  04:06
02  Dying On My Feet  06:11
03  Bottom Of Your Soul  06:58
04  King Of The World  04:04
05  Hooked  04:36
06  Simple Life  02:22
07  Taint Your World  04:01
08  Let It Go  05:00
09  Spiritual Man  05:22
10  No End In Sight  06:12
11  The Freeferman  01:45
2006
Bobby Kimball: Vocals
Steve Lukather : Vocals, Guitars
David Paich : Vocals, Keyboards
Greg Phillinganes : Vocals, Keyboards
Mike Porcaro : Bass
Simon Phillips : Drums, Percussion
Purchase Date: 2006/01/25
Store: HMV Sapporo
Studio: Phantom Recordings
Producer: Toto
Label: King Records
Cat. Number: KICP-1120

TOTOのオリジナル・アルバムとしては、1999年の"Mindfeilds"以来ですから、7年ぶりのアルバムということになります。もうすぐ来日しますし、今回のツアーでは札幌にも来るみたいですので、是非、生で見ようと思っております。
この最新盤は、結構いけてます。曲によっては、音がかなりハードなところが好きですね。
1曲目のタイトル・ナンバー"Falling In Between"はそのハードな曲で、"Turn Back"の頃のTOTOを彷彿させてくれます。以前、"Turn Back"のレビューでも書きましたが、私にとってのTOTOのベストはこの"Turn Back"ですので、このアルバムが基準となってしまいます。この1曲目はちょっと重ためですが、とてもメロディアスなハードロック・ナンバーで大好きですね。Bobby Kimballのヴォーカルも50代後半といった年齢を感じさせません。
2曲目の"Dying On My Feet"もBobby Kimballのヴォーカルによるナンバーですが、ミディアム・テンポのメロディアスな曲で、産業ロックっぽいお薦めの1曲です。後半の部分のSteve Lukatherのギター・ソロはカッコ良いですね。
3曲目の"Bottom Of Your Soul"は、元TOTOのJoseph Williamsが参加しているナンバーです。メインのヴォーカルはSteve Lukatherがとっておりますが、JosephとSteveが絡むところがあります。このナンバーは、とてもメロディアスなバラード・ナンバーで、このアルバムの一押しです。多分にあの"Africa"を想い出させる曲で、往年のTOTOサウンドを堪能できるナンバーです。
4曲目の"King Of The World"も往年のTOTOサウンドといったところでしょうか。彼らのアルバム"Farrenheit"に入っていても違和感が無いような曲です。この曲では、Kimball、Lukather、Paichがヴォーカルを分け合っています。また、コーラスに、現ChicagoのJason Scheffが参加しています。この曲もメロディアスな産業ロック・ナンバーでお薦めです。
5曲目の"Hooked"の出だしのSteve LukatherのギターとMike Porcaroのベースはカッコ良いです。ヴォーカルはBobby Kimballが務めています。さらにあのIan Andersonのフルートも最高の音を出しております。この曲でのバックの音を聴いているとさすがプロの集団だと改めて感じさせてくれます。
6曲目の"Simple Life"はSteve Lukatherのヴォーカルによるバラード・ナンバーです。この曲もメロディ最高です。曲が短いのがちょっと、という感じですが。
7曲目の"Taint Your World"は一転してテンポの速い曲で、ビート感溢れるロック・ナンバーです。Simon Phillipsのドラムスがカッコ良い曲です。ヴォーカルはBobby Kimballが担当しています。
8曲目の"Let It Go"は、今回のアルバムから正式メンバーとなったGreg Phillinganesのリード・ヴォーカルを聴けるナンバーです。これがまたファンキーでとても良いナンバーなんですね。Greg Phillinganesは過去にソロ・アルバムも出しており、AORファンには、"Lazy Nina"という曲が良く知られております。また、特にEric Claptonとの付き合いも長く、Ericのライヴでのパフォーマンスはとても良かったので、とても有名なキーボディスト、ヴォーカリストです。彼の加入で、TOTOのサウンドの広がりを期待したいですね。まあ、既にこの曲は素晴らしいですが。
9曲目の"Spiritual Man"はタイトルどおりかなりゴスペルを感じさせるナンバーです。出だしのキーボードの音は厳かな感じ十分です。また、コーラスの部分は、モロ、ゴスペルですね。この曲では、初めの部分はDavid Paichがその後にBobby Kimballがそして、Greg Phillinganesとなっております。また、途中のTom Scottのサックスが最高の音を出しております。素晴らしいナンバーです。
10曲目の"No End In Sight"はSteve LukatherとBobby Kimballのヴォーカルによるナンバーで、メロディ最高の曲です。イラク戦争のことを歌った曲で、結構重たい内容となっておりますが、ここで聴けるサウンドは、ホント、最高にいかした産業ロックなんです。曲の出来は最高です。4曲目の出来も素晴らしいですが、それとは全く違った音を聴かせてくれるこのナンバーも素晴らしい出来です。
11曲目の"The Freeferman"はこのアルバムのボーナス・トラックです。短めのインスト・ナンバーで、TOTOというよりLOS ROBOTOMYSを聴いているような感じの曲です。まあ、おまけ程度と言ってしまえば、そのとおりなんですが。

久しぶりのTOTOサウンド。期待を裏切りません。是非、聴いてみてください。こんなアルバムを聴くと、札幌公演が楽しみです。