Tommy Nilsson
Tommy Nilsson
Adult Contemporary
Release Date: 1982
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 33:30
Index: 3039
Stereo; ADD
Tommy Nilsson (1982) (9 tracks)  33:30
01  Radio Me  03:29
02  Dark Angel  03:24
03  Don't Leave Me Now  03:41
04  I Know That You Know  03:30
05  Stop Thinking About You And Me  03:42
06  Street Law  03:41
07  Willing To Try  03:38
08  Is This The Way  05:15
09  Leaving It Up To You  03:10
1982
Purchase Date: 2001/10/25
Store: Cruisin' Music
Studio: Rumbo Recorders etc.
Producer: Alec Costandinos & Tommy Nilsson
Label: Golden Line Records
Cat. Number: GLCD-128

1982年に、この日本では、「シーサイド・ストーリー」というタイトルで出されたアルバムで、レコードのジャケットも夏っぽいものでした。スウェーデン出身のTommy Nilssonは、この時22歳で、その後Kee Marcelloが結成したハードロックバンド"EASY ACTION"にリード・ヴォーカルとして参加します。EASY ACTION解散後は、再びソロ活動に戻り、現在でも活躍中の人です。
そんなTommy Nilssonが注目されるきっかけとなったアルバムが本作です。内容は、L.A.の豪華スタジオ・ミュージシャンを集めたメロディアスなAORアルバムとなっております。バックを務める面々は、Michael Landau、Mike Porcaro、Mike Baird、Richard Page、Steve Georgeなど。特に、Pagesの二人は、全曲バッキング・ヴォーカルを務めています。
1曲目の"Radio Me"はこのアルバム一押しのナンバーで、爽やかなウエストコースト・サウンドで、とてもメロディアスなAORナンバーとなっております。この曲は最高にいかしてて、まさにAORの代表的ナンバーだと思います。
2曲目の"Dark Angel"は一転して、ロマンティック・ハードネスといった趣のナンバーです。こんな曲を聴くと、このアルバムを出す前もハードロック・バンドを組んでいたとのことですしまた、その後の彼の歩みも頷けます。この曲の出だしのピアノの音は、あのJOURNEYの"Who's Cryin' Now"にそっくりで、モロ、産業ロックしたナンバーです。メロディアスで最高にいかした曲となっております。これもお薦めです。バックのMichael Landauのギター・ソロ、カッコ良いです。
3曲目の"Don't Leave Me Now"の出だしはメローな音のシンセサイザーから始まるナンバーです。バックのストリングスが美しいバラード・ナンバーですが、曲に力強さがあります。
4曲目の"I Know That You Know"は1曲目に似たタイプのAORナンバーです。この曲もメロディが美しいナンバーで、お薦めの1曲です。
5曲目の"Stop Thinking About You And Me"はファンキーなサックスが魅力のナンバーで、曲も元気溌剌といった表現がピッタリですね。
6曲目の"Street Law"も出だしの雰囲気良いですね。Tommyのヴォーカルは抑え気味ですが、バックのファズのかかったギターの音がとてもカッコ良いです。これは面白い曲ですね。
7曲目の"Willing To Try"は、美しいストリングスから始まるバラード・ナンバーです。Tommyのヴォーカルもカッコ良く、盛り上がりのある曲となっております。
8曲目の"Is This The Way"はとてもメロディアスなAORナンバーです。ちょっと難を言えば、若干、曲に起伏が乏しく、そのまま流れて行ってしまう、といった感じになってます。
9曲目の"Leaving It Up To You"も5曲目の似たファンキーなナンバーです。Tommyのヴォーカルも力強くて良いですね。バックのギター・ソロもなかなかです。