Richard Tee
Strokin'
Smooth Jazz
Release Date: 1978
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 35:52
Index: 804
Stereo;
Strokin' (1978) (7 tracks)  35:52
01  First Love  04:57
02  Every Day  05:27
03  Strokin'  05:23
04  I Wanted it Too  05:04
05  Virgina Sunday  05:32
06  Jesus Children of America  04:46
07  Take The "A" Train  04:43
1978
Richard Tee : Keyboards, Vocals

Eric Gale : Guitars
Steve Gadd : Drums
Chuck Rainey : Bass
Ralph MacDonald : Percussion
Hugh McCracken : Harmonica
Michael Brecker : Saxophone
Tom Scott : Lyricon, Saxophone
Purchase Date: 2005/03/25
Store: Amazon JP
Studio: A & R Recordings
Producer: Bob James
Label: Victor Entertainment Inc.
Cat. Number: VICJ-60988
Richard Teeのあの跳ねたピアノって最高にご機嫌ですよね。
このアルバムは、Richardのファースト・ソロで、Stuffで乗りに乗ってた時期の1979年に出したもので、バックの面々も常にRichardとセッションしていた気心が知れたメンバーで固められており、中身が悪いはずはありません。
1曲目の"First Love"からRichardのあの跳ねたピアノがたまりません。とてもファンキーでご機嫌なナンバーです。Tom Scottのファンキーなサックス・ソロも楽しめます。
2曲目の"Every Day"では、Richard Teeのヴォーカルが聴けるメロディアスなナンバーです。ミディアム・スロウ・テンポの曲で、ここでのRichardは滑らかにすべるようなピアノが最高で、全曲お薦めですが、この曲は特にお薦めの1曲です。
3曲目でタイトル・ナンバーの"Strokin'"は、Richardのオリジナル・ナンバーで、1曲目同様に、Richardの弾むピアノが最高にいかしてます。もう、言うこと無しの曲です。ここでのSteve Gaddの引き締まったドラムスも最高ですし、Michael Breckerのサックス・ソロもたまらないです。
4曲目の"I Wanted It Too"は、Ralph MacDonaldの曲では、Moogっぽい音とFender Rhodesでのファンキーさがたまらなく、また、ギタリストとしても超有名な、Hugh McCrackenのハーモニカ・ソロがご機嫌です。Steve GaddのタイトなドラムスとRalph MacDonaldのパーカッションも最高です。
5曲目の"Virginia Sunday"は、あのStuffのメロディアスな名曲"And Here You Are"に匹敵するほどのバラード・ナンバーです。この曲で、思うことは、本当に、RichardFender Rhodesの美しさは、もうたまらないということですね。また、この曲では、Tom Scottのリリコン・ソロを聴けます。
6曲目の"Jesus Children Of America"Stevie Wonderのオリジナルですが、曲全体としてとてもファンキーで、Eric Galeのエフェクトのかかったギター・ソロがカッコ良い曲となっています。あと、Brecker Brotherを中心とした厚みのあるホーンセクションが魅力的な曲となっております。
ラストの"Take The A-Train"は、Duke Ellingtonでお馴染みのなジャズ・ナンバーですが、この曲でもRichardの跳ねたピアノにSteve Gaddのタイトなドラムスが絡んで、最高にご機嫌なナンバーとなっております。

前にも書きましたが、Richard Teeを初めて知ったのは、George Harrison"Thirty Three & 1/3"で、です。その時から、この跳ねるようなピアノの音がたまらく好きでした。そして、Stuffを聴くようになってからは、完全に虜となってしまいました。
Richard Teeのピアノの音色は、おそらく他の人にはだすことが出来ないでしょうね。本当に魅力的なピアニストです。
Richard1993年に他界してしまいました。もうこんなにも素晴らしいピアノを聴けなくなったことは、とても残念なことだと思います。