Rah Band
Perfumed Garden - The Best Of Rah Band
Pops
Release Date: 1996
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 71:55
Index: 1617
Stereo; ADD
Perfumed Garden - The Best Of Rah Band (1996) (12 tracks)  71:55
01  Clouds Across The Moon  06:38
02  Perfumed Garden ('85 Version)  06:52
03  Something About The Music  05:46
04  Sam The Samba Man  04:18
05  What'll Become Of The Children  07:26
06  The Shadow Of Your Love  06:24
07  Woogie Boogie  04:55
08  Sweet Forbidden  06:28
09  Nice Easy Money  06:50
10  Sorry Doesn't Make It Anymore  04:20
11  Perfumed Garden  03:40
12  Clouds Across The Moon (Super Nova Mix)  08:18
1996
Studio: Various
Producer: Richard Hewson
Label: Polystar Co.
Cat. Number: PSCR-5538
イギリス人のアレンジャーRichard Anthony Hewsonが始めたプロジェクトで、バンド名 RAH BAND は、彼の名前の頭文字をとってつけたというのは有名な話です。また、彼Richard Hewson氏は、The Beatlesのアルバム"Let It Be"で、"The Long And Winding Road""Across The Universe""I Me Mine"のオーケストラ・アレンジを担当したことでも有名です。
で、この
Hewson氏のプロジェクト RAH BAND ですが、5枚のアルバムを出しておりますが、特に1985年に出された"Mystery"というアルバムが秀逸で、今回紹介するベスト・アルバムにも収められている"Clouds Across The Moon"は最高にオシャレなダンス・ミュージックです。
このベスト・アルバムは
1996年に出されたアルバムで、その頃、クラブ・シーンなんかで見直されはじめてました。アナログ・レコードもかなりの値段をつけていたようです。昨年(2004年)の暮れにジャケットも新たに再発されましたが、ご覧のとおりかなりダサいです。(1996年盤も2004年盤もかなりヒドイジャケット・デザインです)
でも、中身は最高にオシャレなサウンドで、
UKのジャズ・ファンクの中でもかなりいけてると思います。とにかく、女性ヴォーカルがこのプロジェクトの要となっていて、音もそうですが、この女性ヴォーカルがあってこそ、オシャレになっていると言っても過言ではないと思いますね。
1曲目の"Clouds Across The Moon"はこのプロジェクトの最大のヒット曲です。メロディが最高で、バックのストリングスがとても良い雰囲気を醸し出しています。この1曲だけでもう悩殺されてしまうこと請け合いです。ホント、オシャレです。AORファンにも間違いなく受けるサウンドです。是非、聴いていただきたいと思いますね。
2曲目の"Perfumed Garden ('85 Version)"は、RAH BANDの初めてのヴォーカル・ナンバーで、この曲が最初のヒットとなり、その後、この路線で進み、受け入れられたこととなります。この曲も1曲目同様、かなりオシャレなサウンドで、いかしてます。これもお薦めの1曲ですね。
3曲目の"Something About The Music"はとてもファンキーなナンバーで、かなり踊れそうな曲となっています。
4曲目の"Sam The Samba Man"は打ち込み主体の曲ですが、メロディアス度は抜群で、この曲もかなりオシャレです。
6曲目の"The Shadow Of Your Love"4曲目同様、メロディが素晴らしく、これに乗る女性ヴォーカルも最高です。
7曲目の"Woogie Boogie"はデジタル処理されたロックン・ロールで、とても面白いサウンドに仕上がっています。いやー、良いですね、これ。
9曲目の"Nice Easy Money"は、女性ヴォーカル加入前のサンプリングを多様し、タイム・コードやドラム・ループ技術を駆使した曲ですが、ここにはオシャレさの欠片もなく、サウンドの面白さだけといった感じです。(ちょっと、詰まんないでsね。)
10曲目の"Sorry Doesn't Make It Anymore"は再び女性ヴォーカルがフュチャーされたオシャレなサウンドとなっています。RAH BANDはこうじゃなきゃいけません。
11曲目の"Perfumed Garden"がおそらくオリジナル・ヴァージョンだと思います。曲が長い分、2曲目の方が良いかも。
12曲目の"Clouds Across The Moon (Super Nova Mix)"は、オリジナルの雰囲気を損なうミックス処理がされており、ちょっとという感じです。このミックスは失敗ですね。オリジナルの曲が素晴らしいのにこのミックスは可哀想です。