Paul Gurvitz
Rated PG
Adult Contemporary
Release Date: 2005
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 46:25
Index: 2671
Stereo; ADD
Rated PG (2005) (10 tracks)  46:25
01  Give Me A Sign  05:18
02  I Can Only Wait  03:47
03  Made In Heaven  05:53
04  Save Jerusalem  04:12
05  Save The Last Dance For Me  03:45
06  If You Can't Be The Woman  05:52
07  Captured  03:32
08  Where Do I Belong  03:51
09  I Never Stopped Loving You  04:24
10  One Love  05:51
2005
Paul Gurvitz : All Vocals, All Instruments
Purchase Date: 2005/10/20
Store: HMV
Studio: Who Found Who Studios
Producer: Paul Gurvitz
Label: Revisited Records
Cat. Number: SPV-304242CD
Paul Gurvitzはもちろんあのブリティッシュ・ハードロックのBaker Gurvitz ArmyThree Man Armyなどで活躍した人で、Adrian Gurvitzのお兄さんにあたる人です。このアルバムはそのPaul Gurvitzの初めてのソロ・アルバム(以前にThree Man Army 名義で"No Gun - No Army"というアルバムを出してますが、これがPaul Gurvitzの実質的な1stアルバムですが)です。
このアルバムは最高の
AORアルバムで、最初に聴いた時は、ちょうどAdrian Gurvitzが、1979年に発表した"Sweet Vendetta"と同じような衝撃を受けました。
どの曲もちょっと湿り気を帯びた感じで(
Paul Gurvitzの歌い方がそう感じるのかも知れませんが)、メロディアスなナンバーのオンパレードです。
1曲目の"Give Me A Sign"はとてもメロディアスなナンバーで、このアルバムの内容を期待させる曲となっております。
2曲目の"I Can Only Wait"は、このアルバムの中でもお薦めのナンバーで、とにかくメロディアスですし、曲の出来も最高です。
3曲目の"Made In Heaven"2曲目以上にお薦めのナンバーで、Paul Gurvitzのギターが最高なAORナンバーです。一押しの1曲です。ヴォーカルを替えればそれこそAdrian Gurvitzの曲といっても差し支えないくらいです(歌の上手さはAdrian Gurvitzに比べるとちょっと落ちますが、ギターの音色はAdrian Gurvitzとそっくりです)。
4曲目の"Save Jerusalem"はメロディアスなバラード・ナンバーです。Paul Gurvitzによるナイロン弦のギターがどことなく物悲しさを感じさせてくれます。
5曲目の"Save The Last Dance For Me"もミディアム・スローのメロディアスなナンバーです。
6曲目の"If You Can't Be The Woman"もミディアム・スローのナンバーですが、かなりブルージーな曲です。Paul Gurvitzのブルース・フィーリング溢れるギターがたまらないです。この曲もかなりお薦めです。
7曲目の"Captured"はコーラスが美しいメロディアスな曲です。ハート・ウォーミングな感じのするナンバーです。
8曲目の"Where Do I Belong"もメロディアスなナンバーです。
9曲目の"I Never Stopped Loving You"はバックのピアノとコーラスが美しいナンバーで、いかしたバラードです。Paul Gurvitzのアコースティック・ギターの音色もたまりません。
ラストナンバーの
10曲目の"One Love"の出来はかなり良くて、メロディアス度も抜群です。バックのアコースティック・ギターとストリングスが曲の雰囲気を盛り上げております。お薦めの1曲です。

全体を通してミディアム・スローの曲が殆どで、決して華々しさはありませんが、心温まるそんな感じの
AORアルバムとなっております。