Michael Thompson
M.T. Speaks
Instrumental Rock
Release Date: 2005
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 68:07
Index: 2830
Stereo; ADD
M.T. Speaks (2005) (15 tracks)  68:07
01  Sahara Song  04:25
02  Haiku  03:54
03  The Moscow  03:40
04  In His Day  03:00
05  Moon & June  04:25
06  East Coasting  04:22
07  I Rule  03:43
08  Vin & I  04:51
09  Period Piece  03:48
10  Sanctuary  05:30
11  Dusty Boots  02:28
12  My One And Only Love  06:36
13  Stressball  04:36
14  Mood Ring  05:49
15  Stolen Sunset  07:00
2005
Michael Thompson : Guitars,
Sitar, Koto, Moog Bass, Mandolin, Dobro
Greg Mathieson : Hammond B3 Organ
Adrian Pennini : Acoustic Piano
Nathaniel Morton : Drums, Percussion
Vinnie Colalute : Drums
Gregg Bissonette : Drums
Sean Halley : Bass
Nathan East : Bass
Tony Franklin : Bass
Stanley Clarke : Bass
Neil Stubenhause : Bass
Charlie Bisharat : Violin
Larry Williams :
Tenor Saxophone
Reverend Dave Boruff : Soprano Saxophone, Flute

Walfredo Reyes Jr : Percussion
Purchase Date: 2005/11/16
Store: Michael Thompson's Web
Studio: Cocoa-Butt Studio
Producer: Michael Thompson
Label: Cocoa-Butt Music
Cat. Number: None
Michael Thompsonのギターを十分堪能できるアルバムが発表されました。購入先は彼のオフィシャル・ホームページからです。前作"The World According To M.T."1998年の発売でしたから、実に7年ぶりのアルバムとなります。内容はギター・インスト物で前作を踏襲するものですが、曲に幅が出来たというか、ギターの音色も多種にわたっております。RockSmooth Jazz、エスニックなものがあったりで、とても楽しめるアルバムとなっています。
1曲目の"Sahara Song"は、"Sahara"という彼のお子さんのために作られた曲のようで、ゆったりと流れるようなナンバーです。Michael Thompsonのギターも良いですが、Charlie BisharatというアーティストのViolinの音がとても素敵です。メロディアスな曲で、なかなかです。隠し味として、Michael の奏でるシタールも入っております。
2曲目の"Haiku"は、1曲目に被さるように始まります。俳句ということで、多分に日本をイメージした曲なんだと思いますが、曲全体を聴くとそれほど日本という感じはありません。でも、タイトルは別にしても曲はメロディアスでMichaelのギターの音色も最高です。なお、この曲ではラストの部分で、Michaelが奏でる琴の音を聴くことができます。
3曲目の"The Moscow"は、極寒の地「モスクワ」を連想させる曲となっております。曲の感じもゆったりしています。この曲でもCharlie BisharatViolinが良い雰囲気を出しております。
4曲目の"In His Day"Mark Williamsonのスキャットから始まるメロディアスなバラード・ナンバーで、どこか、Pete Carrが発表した"Multiple Flash"に収められていた曲にも似た曲となっていますし、Larry Carlton"(It Was) Only Yesterday"にも曲調が似ていて、このギターの弾き方はとても好きです。
5曲目の"Moon & June"は、全体的にはミディアム・テンポのナンバーですが、曲の途中からラストにかけ、Michaelがかなり弾きまくっております。圧巻です。
6曲目の"East Coasting"はスムーズ・ジャズタッチのMichaelのギターを聴くことができます。バックのホーンも邪魔になることは無く、かなりいかしたナンバーです。なお、この曲のベースはNathan Eastが担当しております。
7曲目の"I Rule"はハード・ドライヴィングした曲です。ギターの音がモロ"John McLaughlin"しいて、"The Mahavishnu Orchestra"を聴いているようです。
8曲目の"Vin & I"も曲全体としては6曲目同様スムーズ・ジャズした曲となっております。でも、Michaelのギター・ソロは結構弾いています。Larry Williamsのサックスがとても良いですね。
9曲目の"Period Piece"はニューエイジ・ミュージックっぽい曲で、ここでもMichaelはギターのほか琴も弾いており、どこか異国情緒を感じさせるナンバーとなっております。このあたりは、Marty Friedmanに通ずるものとなっております。
次の
10曲目の"Sanctuary"ですが、とても魅力的なナンバーで私は大好きですね。とにかく前奏部分と後半部分のMichaelのギターの音色に参ってしまいました。覚えやすい旋律のメロディアスなナンバーです
11曲目の"Dusty Boots"は粘り気のあるMichaelのギターが特徴の曲となっております。
12曲目の"My One And Only Love"は再びメロディアスなバラード・ナンバーです。この曲はMichaelのオリジナルではなく、Guy Wood & Robert Mellinのペンによるジャズのスタンダード・ナンバーです。ウエス・モンゴメリーばりのMichaelのギターが最高です。Greg MathiesonのオルガンとStanley Clarkeのベース、さらにMichael Thompsonのギター、これはもう言うこと無しです。お薦めのナンバーです。
13曲目の"Stressball"はハードなナンバーで、ノイズィーでちょっと歪んだギターの音色がMichaelのまた違った一面を見せております。
14曲目の"Mood Ring"もまたスムーズ・ジャズしたナンバーとなっております。この曲では、Larry Williamsのテナー・サックスとReverend Dave Boruffのソプラノ・サックスがアクセントとなっており、タイトルどおりムードのある曲となっております。
ラスト・ナンバー
"Stolen Sunset"は一風変わったナンバーで、Michaelの伸びやかなギターにバックにはいろいろなサンプリングが施されています。そうですね、何となくタイトルどおり「盗まれた日没」という雰囲気を感じます。

何れにいたしましても、この
Michael Thompsonの最新ソロ・アルバムでは、いろいろな音色の彼のギターを聴くことができます。まだ、一般のネット・ショップでは取り扱われていないようですが、彼のオフィシャル・ホームページから購入することが出来ますので、興味のある方は是非どうぞ。ただ、彼のオフィシャル・サイトでの支払いがPayPalのみですので、lunaさんが運営しているMichael Thompson Japan Websiteでは、注文代行を行っておりますので、こちらを利用されると良いと思います。