Marc Jordan
Talking Through Pictures
Adult Contemporary
Release Date: 1988
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 45:09
Index: 142
Stereo; ADD
Talking Through Pictures (1988) (10 tracks)  45:09
01  This Independence  05:32
02  Kensington Garden  01:11
03  Catch The Moon  04:59
04  I Ching  05:01
05  Talking Through Pictures  03:30
06  Soldier Of Fortune  04:38
07  Seek And You Shall Find  05:17
08  Inside The Glass Bead  04:41
09  Human Race  05:54
10  I Was Your Fool  04:26
1988
Studio: The Village Recorder etc.
Producer: Paul Devilliers & Kim Ballard
Label: BMG Victor Inc.
Cat. Number: BVCP-2033
3作と趣を異にするMARC JORDANのスタジオ録音の4作目。
発売当時このアルバムを聴いた時は、とてもガッカリしたことを覚えてます。でも、こうやって聴き直すと、1stアルバムの根底にに流れているものは感じ取れます。
このアルバムをプロデュースしている一人は、PAUL DEVILLIERSですが、ほぼ同時期に発表されたMR MISTER"GO ON..."とサウンド・スタイルが似てます。どことなくプログレ的でもあり、エスニック的でもある。特に1曲目の"THIS INDEPENDENCE"は、メロディとかは全く違いますが、サウンド・スタイルはMR MISTER"SOMETHING REAL"そっくりです。また、バックを支えているのが、STEVE FARRIS, PAT MASTELOTTOMR MISTER組ということもあるんでしょうが。
このアルバムのお薦めは、この1曲目の"THIS INDEPENDENCE"ですが、曲の出だしの部分がとても魅力的なメロディアスなナンバーです。
3曲目の"CATCH THE MOON"は、JAZZ VOCALに移行する前の、MARC に通ずるものがあります。何か多分に内省的というかそんな感じのする曲です。
4曲目の"I CHING"はエスニックの香りがする曲で、当時のMARC自身「エスニックなビートに惹かれていて、この曲を作った」と語っているそうです。
5曲目のタイトル・ナンバー"TALKING THROUGH PICTURES"は、インストルメントの曲で、どことなくWILLIAM ORBITを感じさせる曲で、映画のサントラみたいです。曲調は結構ファンキーですが。
6曲目の"SOLDIER OF FORTUNE"は、ロブ・ロウ主演の映画「ヤングブラッド」にも使われた曲ですが、ヴァージョン違いです。このオリジナルはとてもスロウなバラード・ナンバーになっていますが、サントラの方がアップテンポとなっており、オリジナル・ヴァージョンより出来が素晴らしいです。
8曲目の"INSIDE THE GLASS BEAD"は、とてもメロディアスなナンバーで、このアルバムの中でも出来はかなり良い方ですね。MARCのヴォーカルがとてもいかされている曲です。久し振りに聴いて、曲の良さを再認識しました。
10曲目の"I WAS YOUR FOOL"もメロディアスでいかしたバラード・ナンバーです。

改めて聴くと、このアルバムってなかなかですね。認識を改めました。