Marc Jordan
A Hole In The Wall
Adult Contemporary
Release Date: 1983
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 41:06
Index: 140
Stereo; ADD
A Hole In The Wall (1983) (10 tracks)  41:06
01  Slipping Away   04:23
02  Margarita   04:10
03  She Used To Be My World    04:27
04  A Hole In The Wall   04:08
05  Where Did We Go Wrong   03:37
06  It's Only Love   05:03
07  Love Like A Wheel   03:29
08  Thieves   04:21
09  Dance With Me   04:18
10  Hold On   03:10
1980
Musicians
Guitars : Michael Landau, Steve Lukather, Robben Ford, Jay Graydon
Bass : Michael Porcaro, Neil Stubenhaus
Drums : Mike Baird
Keyboards : Robbie Buchanan, Michael Boddicker, David Foster, Ian Underwood, Marc Jordan
Percussion : Lenny Castro
Sax : Ernie Watts, David Borliff, Jerry Hey
Background Vocals : Richard Page, Steve George
Studio: Development Studio
Producer: Marc Jordan & Don Murry
Label: Sound Design Inc.
Cat. Number: SDCS-1024
2ndアルバムのBLUE DESERTに通ずるサウンドを持ったスタジオ録音の3作目。公式には、JAPAN オンリーのアルバム。
出来としては、BLUE DESERTの方が勝っているけど、充分平均点をクリアしたAORアルバムになっている。
全体的に言えるのは、曲の出来、MARC JORDANのヴォーカルも良いけど、PAGES(RICHARD PAGE, STEVE GEORGE)によるバック・ヴォーカルが最高にいかしていることですね。
1曲目の"SLIPPING AWAY"は、AIRPLAYTOTOを彷彿させるナンバーでとてもメロディアスです。STEVE LUKATHERのギター・ソロがカッコ良いです。PAGESの二人のバック・ヴォーカル良いですね。
2曲目の"MARGARITA"は、1stアルバムに収められても良いような感じのバラード・ナンバーで、乾いた感じのMARC JORDANの声にマッチした曲です。この曲でのPAGESのバック・ヴォーカルは最高です。あと、ERNIE WATTSのサックスもたまらないですね。
3曲目の"SHE USED TO BE MY WORLD"は、ROBBIE BUCHANANのキーボードがとても美しいバラード・ナンバーです。
4曲目のタイトル・ナンバー"A HOLE IN THE WALL"は、DAVID FOSTERがキーボードを、STEVE LUKATHERROBBEN FORDのギターを担当しており、モロAIRPLAY的な音となっています。とてもメロディアスでご機嫌な曲です。
5曲目の"WHERE DID WE GO WRONG"でもPAGESが良いですね。
6曲目の"IT'S ONLY LOVE"を聴いた時、このキーボードはDAVID FOSTERかなと思いましたが、クレジットを見るとROBBIE BUCHANANだったので、えっ?と思いました。それ程FOSTER色が強いバラード・ナンバーなんです。ここでも、ERNIE WATTSのサックスが最高で、とてもメロディアスでお薦めの曲です。
10曲目の"HOLD ON"は、"A HOLE IN THE WALL"タイプの曲で、JAY GRAYDONがギター・ソロを弾いてます。この曲もAIRPLAY的な曲です。
全体的な出来としては、悪くないのですが、おそらく現在のMARC JORDANは、このアルバムと前のBLUE DESERTはあまりすきじゃないんでしょうね。多分にオーヴァー・プロデュースのところがあるんだと思います。