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Adult Contemporary |
Release Date: |
1978 |
Format: |
CD |
Nr.Discs: |
1 |
Length: |
37:14 |
Index: |
138 |
Stereo; ADD |
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Mannequin (1978) (10 tracks) |
37:14 |
01 |
Survival |
03:45 |
02 |
Jungle Choir |
03:03 |
03 |
Mystery Man |
04:10 |
04 |
Marina Del Rey |
03:14 |
05 |
Red Desert |
04:53 |
06 |
Street Life |
04:30 |
07 |
Dancing On The Boardwalk |
03:59 |
08 |
Only Fools |
03:54 |
09 |
One Step Ahead Of The Blues |
03:01 |
10 |
Lost Because You Can't Be Found |
02:45 |
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Musicians
Background Vocals
: Clydie King, Brenda Russell, Tim Schmit, J.D. Souther
Guitars
: Steve Lukather, Dean Parks, Larry Carlton
Bass
: Chuck Rainey, Jim Hughart
Piano
: Jai Winding, Donald Fagen, Paul Griffin, David Foster, David Paich, James Newton Howard, John Capek
Drums
: Jeff Porcaro, Harvey Mason
Percussion
: Lenny Castro, Robert Greenidge
Tenor Sax
: Tom Scott, Ron Holloway
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Studio: The Village Recorder |
Producer: Gary Katz |
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Label: Warner Music Japan |
Cat. Number: WPCR-2541 |
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1978年に発表されたMARC
JORDANの1st。
当時はまだAORというジャンルは無く、シティ・ミュージックと呼ばれていました。1978年といえば、BOBBY
CALDWELLがデビューし、BOZ
SCAGGSやRUPERT
HOLMESさらにはMICHAEL
FRANKSなどAORミュージシャンが注目を浴びるようになった年で、AORが本格化する大事な年となりました。
そんな時にMARC
JORDANは、GARY
KATZのプロデュースにより、この"MANNEQUIN"でデビューしました。
今聴き直してみると、MARCにとっては、その後の音楽活動に対して、このファースト・アルバムがいかに重要なのか認識できます。
2ndの"BLUE
DESERT"はAORの金字塔的アルバムとなり、また、3rdの"HOLE
IN THE WALL"はその延長線上にあるアルバムでしたが、サウンドを例えて言うなら、「豪華絢爛・華美・装飾のしすぎ」とでも言えば良いのでしょうか、そんな感じがします。これらはおそらく、MARC本人の意図するところじゃなかったのかも知れません。
MANNEQUINに収められている曲はどちらかというとあまり飾り立てることもなく、知性的で親しみやすいメロディを持った曲が収められており、MARCのちょっと乾いた感じのヴォーカルとマッチしています。
特に5曲目の"RED
DESERT"は、彼の隠れた代表曲とも言える曲で、知性的で親しみやすいメロディを持った曲で最高です。
1曲目の"SURVIVAL"は他のアーティストにもカヴァーされていて、代表的なところでは、IAN
MATTHEWSのものが原曲を殺すことなく結構良い仕上がりとなっています。
2曲目の"JUNGLE
CHOIR"の出来も"RED
DESERT"と同じくらい良く、お薦めの1曲ですね。
4曲目の"MARINA
DEL REY"はちょっとカリプソ風の曲ですが、最近出した彼のベスト・アルバム"LIVING
IN MARINA DEL REY AND OTHER STORIES"ではそのタイトルともなっており、彼のルーツがこの1stなんだなと窺うことができます。
9曲目の"ONE
STEP AHEAD OF THE BLUES"は、曲の始まりのTOM
SCOTTのサックスがとてもカッコ良いジャジーなナンバーで、最近のMARCのアルバムに収められていても違和感がないかも。
10曲目の"LAST
BECAUSE YOU CAN'T BE FOUND"なんかも9曲目同様ジャズの香りがするナンバーです。
最近のMARC JORDANの音を聴くと根底にあったのは、この1stなんだなと思わず実感しました。 |
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