Toshiki Kadomatsu
(角松敏生)
T's Ballad
Adult Contemporary
Release Date: 1986
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 47:49
Index: 2047
Stereo;
T's Ballad (1986) (5 tracks)  47:49
01  Overture / Still I'm In Love With You / Wave / Crescent Aventure / Ryoko / Beach's Widow / Mermaid Princess  21:22
02  Ramp In  05:29
03  It's Hard To Say Good-Bye  06:01
04  Let Me Say  06:21
05  it's Too Late Overture / Song For You / Still I'm In Love With You / No End Summer  08:36
1986
Purchase Date: 1986/01/15
Store: Gyokkodo
Studio: Sound Inn Studio etc.
Producer: Toshiki Kadomatsu
Label: BMG Victor Inc.
Cat. Number: R32-A-1001
もう一人のJapanese AOR Artistの代表格は、この角松敏生でしょう。それも初期の作品は全てが夏を堪能できるアルバムばかりです。
このアルバムは、初期のそれもバラード・ナンバーを集めたコンピレーション・アルバムです。
角松の代表的なナンバーの
"Still I'm In Love With You"は、彼自身も好きなナンバーのようで、いろいろなヴァージョンがありますが、1stアルバムに収められていたオリジナルの出来が一番好きです。このバラード集には、オリジナル曲をベースにしておりますが、"Mermaid Princess"などのバラード・ナンバーをつなげ、6曲を1曲としてコンパイルしていて、同じ曲ですが新鮮味を感じさせてくれます。
1stアルバムの"SEA BREEZE"に収められていた"Still I'm In Love With You"は、角松の曲の中でも最もお気に入りの曲で、結構思い出が詰まっています。最高にいかしたバラード・ナンバーで、日本のAORナンバーの中でもピカ一の1曲だと思いますね。角松の曲の歌詞を見ると、結構不倫っぽい内容のものが多いけど、この曲はその代表格みたいな曲です。当時の角松のアルバムは結構若い女性にも受けておりましたが、誰かが、「この不倫っぽい詩がとてもいいの」っていたのを思い出しますね。続く"Wave"1stアルバムに収められていた曲ですが、波の効果音が入った、これも最高のバラード・ナンバーです。"Crescent Aventure"は、2ndアルバムの"WEEKEND FLY TO THE SUN"に収められていた曲ですが、このアルバムは彼のアルバムの中でもベストだと思います。1stよりも相当に洗練された音とメロディ、さらに歌詞がたまらないですね。"Beach's Widow"3rdアルバムの"ON THE CITY SHORE"からの1曲で、これもいかしたバラード・ナンバーです。"Mermaid Princess"は、5thアルバムの"GOLD DIGGER"からの1曲です。これらの曲を1曲に編集したTrack 1は角松最高のバラード集だと思いますし、次の6th"TOUCH AND GONE"までが、角松が一番輝いていた時期だと思います。
2曲目の"Ramp In"はこのアルバムで初めて登場した曲で、これもメロディアスなバラード・ナンバーです。 
3曲目の"It's
Hard To Say Good-Bye"はアルバム未収録の曲で、当時マキシ・シングルで発表された曲です。この曲も最高のバラード・ナンバーで、国分友里恵とのデュエットがとてもいかした曲となっております。この曲もお薦めです。
4曲目の"Let Me Say"3rd"ON THE CITY SHORE"からの1曲です。この曲も最高にいかしたバラード・ナンバーです。
5曲目も何曲かを1曲にまとめた曲ですが、"Song For You"もこのアルバムで初めてのお目見えとなるナンバーです。なお、"Still I'm In Love With YouRepriseでは、Richard Teeの最高にいかしたピアノを聴くことができます。
実をいいますと、角松のアルバムの中で一番夏を感じさせてくれるアルバムは、
2nd"WEEKEND FLY TO THE SUN"だと思いますが、"Still I'm In Love With You"がとても好きだということで、この"T's Ballad"を選ばせていただきました。