Joe English
Lights In The World / Held Accountable
Adult Contemporary
Release Date: 1991
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 73:30
Index: 3099
Stereo; ADD
Lights In The World / Held Accountable (1991) (20 tracks)  73:30
01  To Love Is To Live  03:50
02  Shine On  03:50
03  Dyin'  03:47
04  Is There Not One Good Man  03:56
05  Midnight Angel Choir  03:39
06  Get Ready  03:10
07  Is The King Your Friend  03:35
08  The Lord Never Leaves  03:45
09  Praise Him  03:19
10  Keep In Touch  02:02
11  Best Things  03:17
12  We Live When We Die  03:23
13  My Strength Is In The Lord  05:04
14  First Love  04:01
15  Voice Of Triumph  03:57
16  Wake Up  04:02
17  Learn To Celebrate  02:46
18  Where You Gonna Run  03:37
19  Thief In The Night  04:40
20  The Best Is Yet To Come  03:50
1991
Purchase Date: 2006/02/04
Store: Other
Studio: Unknown
Producer: Joe English etc.
Label: Benson Music Group
Cat. Number: CD-02827

このCDは、Joe Englishはソロ名義で出した1980年の1stの"Lights In The World"と1982年の2ndの"Held Accountable"の2枚を1枚にカプリングしたものです。
Joe Englishの名前を初めて知ったのは、Paul McCartney & Wingsで、彼がドラムを叩いていた頃です。
1980年当時は、モロAORの息吹が真っ盛りの頃で、AORと呼ばれたアーティストのアルバムは、とにかく買い漁っていた時期です。また、CCM (Contemporary Christian Music)に対しても造詣が深かったわけでもありませんでした。とにかく、自分にとって気持ちの良い音を聴かせてくれる音楽、それがAORでした。ですから、CCMでも何でも、バーゲンなんかで、知っているアーティストやプロデューサー、バック・ミュージシャンなどを見たり、または、ジャケ買いなどして、レコードを買い漁っておりました。
Joe Englishの2ndアルバムに出会ったのは、ちょうどその時期で、彼については、元Wingsのドラマーだったという知識しかありませんでしたが、レコードに針を乗っけたとたん、聴こえてくるのは、極上のAOR、それも音にキレがある私好みのものでした。この2ndでJoe Englishの音が好きになり、そのうち1stも、と思っているうちに、結局1stは手に入れず終いでした。
で、この度、大阪に住んでいらっしゃる友人(この方もAORやスムース・ジャズが大好きな方で、私が、最近、良くスムース・ジャズを聴くようになったのは、この方の影響が大です)から、このJoe EnglishのCDを譲り受けました。本当に嬉しい限りです。
で、このCDは、1曲目から10曲目までが"Lights In The World"、11曲目から20曲目までが"Held Accountable"となっています。
ですから、1曲目から10曲目までは、初めて耳にする音源ですが、1曲目の"To Love Is To Live"の前奏を聴いた時は、ぶっ飛びましたね。何故、アナログ時代に手に入れなかったのかと思いましたが、今こうやって、CDで聴けることは至福ですね。Joe Englishのドラムスとギターが絡む前奏は、もう云う事ありません。ギターの音最高です。音にキレがあり、あまたの軟弱なAORの音ではありません。エレキ・ギターの音が大好きな私にとっても、かなり強烈な1曲でした。この1曲目は、メロディも最高ですが、適度にハードなところがたまりません。これは、ホント、お薦めの1曲です。
2曲目の"Shine On"は、メロディアスなAORナンバーで、バックのサックスの音と女性コーラスがとても良いですね。サビの部分も覚えやすいし、これこそAORでしょう。
3曲目の"Dyin'"は、かなり雰囲気のあるバラード・ナンバーです。とても洒落たナンバーで、Joe Englishのヴォーカルもなかなかのものです。このナンバーもかなりのお薦めです。
4曲目の"Is There Not One Good Man"は、バックの演奏、特にキーボードとベースがアーバンな香りで、完璧なAORナンバーに仕上がっています。Joe Englishのブルー・アイド・ソウルしたヴォーカルもたまりませんね。
5曲目の"Midnight Angel Choir"もこれぞAORナンバーという曲です。バックの演奏もどこかThe Doobie Brothers風ですね。ヴォーカルがMichael McDonaldだったら、モロ、Doobieかも。でも、曲はメロディアスですし、かなりいけてます。
6曲目の"Get Ready"はディスコ・タッチのAORナンバーですが、この曲もメロディアスです。ギターの音とベースの音がたまらないです。
7曲目の"Is The King Your Friend"でのバックのギターがとても魅力的です。メロディの良いし、とても良く出来たAORナンバーだと思います。
8曲目の"The Lord Never Leaves"はJoe Englishのヴォーカルに女性ヴォーカルが絡むとてもメロディアスなナンバーです。途中のギターの官能的な音がたまりませんね。これもお薦めの1曲です。かなりいかしてます。
9曲目の"Praise Him"でもバックのギターの音色最高です。クレジットが無いので誰が弾いているのかわかりませんが、好きです。こういうギターの音色って。この曲はとてもファンキーな曲で、Joe Englishのヴォーカルもかなりソウルフルです。
10曲目の"Keep In Touch"はアコースティックなAORナンバーです。メロディアスなバラード・ナンバーで蕩けてしまいそうな曲です。
11曲目からは、2ndの"Held Accountable"からのナンバーです。
その11曲目"Best Things"は曲にキレがあり、とても良くできたAORナンバーとなっております。この曲でもバックのギター良いですね。
12曲目の"We Live When We Die"も蕩けてしまいそうなAORです。メロディ最高のAORナンバーで、"Held Accountable"のベスト・テイクです。バックの女性コーラスもgoodです。この曲は本当にいかしてます。かなりお薦めの1曲です。
13曲目の"My Strength Is In The Lord"は前奏のピアノの音がそそります。これまた、メロディアスなバラード・ナンバーです。この曲も大プッシュのナンバーです。もう云う事ありません状態の曲です。
14曲目の"First Love"は耳に馴染むとてもポップなナンバーです。
15曲目の"Voice Of Triumph"もまた出だしのピアノが魅力的なバラード・ナンバーです。これはまさにAORですね。
16曲目の"Wake Up"は若干ハードなギターの音から入るナンバーです。でも、曲はとてもメロディアスです。私は好きですね、こういった曲。
17曲目の"Learn To Celebrate"はニュー・ウェーヴっぽい香りがするナンバーです。ちょっとばかり馴染めないかな。メロディ自体は良いのに残念ですね。
18曲目の"Where You Gonna Run"はメロディがイマイチといった感じの曲ですね。12曲目みたいなナンバーに比べるとちょっと落差が大きいかも。
19曲目の"Thief In The Night"はFusionタッチのインスト・ナンバーです。Joe Englishのドラムスも良いけど、ギターは最高です。キーボードの音も良いです。このアルバムの中では異質な感じがする曲ですが、この曲はこれで最高にカッコ良いナンバーです。Sea Levelを想い出させてくれます。
ラストの20曲目の"The Best Is Yet To Come"での出だしのギターのリフはとてもカッコ良いです。若干ハードなナンバーですが、これもいかしてます。好きです、こういったタイプの曲は。

1stと2ndを比べると1stの出来の方が良いですが、このJoe Englishのアルバムは2枚ともAORの隠れた名盤といっても良いでしょう。